- Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594004620
感想・レビュー・書評
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20140228
大学の創始者のバギンズ一族にまつわる謎。
設定がほんとに詳しくて、ほんとにあるんじゃないかと思ってしまう。笑
ウッドチャックの春占いが面白い。
毎回、パラグラヴァならではのエピソードが出てきて和むなー
軽妙な会話がとても楽しくて、シャンディ教授の推理は冷静で読んでいてホッとする。
今回はバギンズ一族ということで、なんとかバギンズばかりで混乱した・・・
なので、余計に、ヒントはたくさんでているのにミスリードに誘われやすいー詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アメリカの作家シャーロット・マクラウドの長篇ミステリ作品『ウーザック沼の死体(原題:The Corpse in Oozak's Pond)』を読みました。
『にぎやかな眠り【新版】』、『蹄鉄ころんだ【新版】』、『ヴァイキング、ヴァイキング【新版】』に続き、シャーロット・マクラウドの作品です。
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2月2日は、グラウンドホッグデー。
ここマサチューセッツ州のバラクラヴァ農業大学では、ウーザック沼の土手に住む冬眠中のグラウンドホッグ(リス科の動物)をたたき起こして、春の到来をうらなう真冬のお祭りの騒ぎの一日だ。
しかしこの日、沼の土手に集まった野次馬とシャンディ教授がみたものは―なんとウーザック沼の氷の間に浮かぶ水死体だった。
これだけでも大事件なのに、時を同じくして、大学創立者の家系につらなるバギンズ家の末裔、トレヴェリアンとベアトリスの老夫妻がこれまた死体で発見される。
病死かと思われたが、じつは四塩化炭素による毒殺らしい。
時らぬ事件の連続に乗り出すのはバラクラヴァ農業大学のピーター・シャンディ教授。
アマチュア名探偵の推理が冴える会心のユーモア・ミステリー。
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1987年(昭和62年)に刊行されたピーター・シャンディ教授シリーズの第6作にあたる作品で、ネロ・ウルフ賞受賞作です。
グラウンドホッグデーというお祭りの日にウーザック沼で水死体が発見され、さらに、大学創立者バラクラヴァ・バギンスの家系につながる老夫婦トレヴェリアンとベアトリスが毒殺されるという事件も発生……シャンディ教授が、これらの事件の背景となっているバラクラヴァ農業大学の歴史やバギンス家の秘密を探りながら、犯人を追い詰めていく物語、、、
相変わらずですが、ユーモアと謎解きのバランスがとても良く、愉しみながら読めましたね……バギンス家の複雑な系図がわかり辛いのが難点ですが、巻頭に家系図がついているので助かりましたね。
これでシャーロット・マクラウドの在庫は読み切ってしまいました……ピーター・シャンディ教授シリーズの他の作品や、別なシリーズの作品も読んでみたいな。 -
シャンディ教授シリーズ。
絶版のためまだ読めてません。
復刊ドットコムにリクエスト中。
古本屋でもなかなか見つけられないですがシャンディ教授シリーズの新版が順次出てるのでこちらも期待して待ちます。 -
シャンディ教授シリーズ第六弾。
良かった、話が現代に戻っている。
大学がまたもめごとに巻き込まれ、しかも殺人がらみ。
しかも今回は奥さんのヘレンも、同じく事件解決のために古い文書を読み解く特命を受ける。
そのヘレンが最後に文書からの情報をたたみかけて、大学の危機を救ったところが圧巻だった。
なにかというと暴れたがる学長も好きだけど、
決して表立って出てくるわけでもないし、
いたずらも悪乗りもするが、
学業にはまじめな学生たちも好きなのかも。 -
この本と、風見大追跡のみが扶桑社さんから出版。
その次の巻はまた東京創元社へ戻るという迷走っぷりです。
手に入ってよかった。
頑固なまでに冬眠サイクルを破らないウッドチャックによる春占いがこのシリーズらしくてわろた -
おもしろかったのだけれど、このところ不調でだらだら少しずつ読んでいたらなんだか話がよくわからなくなってしまった(笑)。登場人物が多いんだもん。でも、それでもなんだか楽しめるのがマクラウドのすばらしいところ。ユーモアある会話とか。動揺したりイライラしたりしているのに、表向き淡々と冷静に辛抱強く謎を解いていくシャンディ教授がすてき。
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シャンディ教授シリーズ6
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最近、古本屋さんで幸運にも見つけました。創元推理文庫を読みなれているので、すこし違和感を感じないでもなかったのですが、ウーザック沼はバラクラヴァ農業大学の敷地にある、いわくつきの沼であり、大学の創設者であるバギンズ一族にまつわる謎が事件の中心となっていて、おなじみの登場人物や地元ネタ満載で、シリーズらしさを楽しませてくれます。