cookingresearchさんの感想
2023年1月10日
夢を自在にあやつるというマレーシアのセノイ族に会いに行った大泉氏のルポ。夢を操っているのか、それとも単なるアニミズムかという問いが繰り返される。それが直接聞くとセノイの人は操っていないと答えるのに、実際は夢の中での立ち居振る舞いが指示されたりして、操っているように見える。アニミズム社会は夢でも自然でも、一生懸命観察して生きてきたことがわかる。 現代は観察しなくても生きていけるので、観察力の喪失が源田人の課題であることがわかる。 もう少し突っ込んだ内容を期待したが、この程度なのかな。
nekoya312さんの感想
2018年1月29日
息子が明晰夢に興味を持ったので、本棚にあった本を思い出して読んでみた。 いや〜面白いです。 夢見の民族セノイに会いにマレーシアにいったノンフィクション。 民族に共通の夢の意味と 個人に対しての夢の意味がある。 ある人にとっては、ラッキーなサインが、他の人にはアンラッキーになる。 注意深く観察せよ。 というのが、すごく残った。。。 うーむ、夢見、できるようになりたい!
1961年東京都生まれ。デビュー作『説得』が講談社ノンフィクション賞を受賞。「水木原理主義者」を自称するほどの水木しげるファンで、代表作に『消えたマンガ家』などがある。 「2015年 『さらば、ヘイト本!』 で使われていた紹介文から引用しています。」