地下室の箱 (扶桑社ミステリー ケ 6-6)

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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594031466

感想・レビュー・書評

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  • 懐かしのジャックケッチャムを読んでみた。
    「隣の家の少女」の衝撃が根強いせいで、ちょっと食い足りないかんじだった。いや、えぐい話なんだけど。
    これ、結局生まれてくる子供が一番可哀想なんだよなぁ。こんな惨劇がなければ中絶されるはずだったメーガン。
    今後の母子の人生こそが読んでみたかった。

  • 忌まわしい「隣の家の少女」に続いて、著者が“監禁・虐待”テーマに挑戦した……ってことで、読む前からかなりブルーになっていた(ってこれは、この作者に関する限り「ガッカリ」とはやや意味が異なるんだが)。
    愛人の子供を身ごもった主人公のサラ。中絶することを決めた日、産婦人科医院の目の前で男女二人組に拉致される。彼女は地下室に監禁され、箱のようなものを被される。待っていたのは暴行の嵐だった……。

    訳者による後書きにもあるが、この作品、「隣の家の少女」「オフ・シーズン」と同様に実際にあった事件を材に取って書かれたらしい。とは言え、似ているのはその状況のみで、人物の性格や事件の経過等は異なっており、単なるドキュメント作品ではない。
    但しラストはこの著者らしくないと一瞬思えるので、もしかしたらこちらの方が受け入れられ易いのかも。
    ……とにかく痛い(様々な意味で)作品。

    「隣の家の少女」を読んだ読者は最後の最後に「え?」と思う……かも。

  • 中絶を決意した女の人が拉致監禁されてぼっこぼこにされる話。なんというか、先に”隣の家の少女”を読んでしまったからインパクトにかけたけど十分えぐい。
    ただ隣の家の少女の圧倒的絶望感に比べたらまだマシ。中途半端とも言うけどw

  • 妊婦が理不尽に監禁される話。「隣の家の少女」と同レベルの救いのなさを期待していただけにちょっと期待はずれ。

  • 隣の家の少女があるからなぁ
    佳作ではあるけれど

  • 背筋がゾっとする

  • 妊婦を監禁して虐待する話。
    妊婦が題材なので相当鬼畜だろうと覚悟していたが、「隣りの家の少女」よりマシだった。
    あんなことやこんなことやそんなことまでするのだろーな、と緊張と期待で読み進めたが
    そこまではしなかった。

  • うーん、最後に来てちょい期待はずれ(何を期待してんだか)。
    題名もあらすじもかなりそそられたのに、なんかあんまり面白くなかった。

    主人公が出産するまでの10ヶ月間をひたすら陰湿に描き続けるものだと思ってたら、なーんか、あっさり終わる。
    ページ数も少ないんだけどさ。ラストも普通の小説っぽいし。
    ケッチャム体験版としてはいいかも。

著者プロフィール

ジャック・ケッチャム(Jack Ketchum)
1946年11月10日 - 2018年1月24日
ホラー作家として知られる。ボストンのエマーソン大学で英文学を専攻。卒業後は俳優、教師、営業、ライターなど様々な職業を経験するが、ヘンリー・ミラーの出版エージェントをしていたことはよく知られている。1981年『オフシーズン』で作家デビュー。1994年”The Box”で、ブラム・ストーカー賞短編賞を受賞して以来、多くの受賞歴がある。2015年にはブラムストーカー賞生涯功労賞を受賞。代表作に、実在の事件を元に、映画化もされたモダンホラー『隣の家の少女』。
(2018年5月10日最終更新)

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