彼氏をバッド・ボーイにする方法 (扶桑社セレクト 5-1)

著者 : オリヴィア・ゴールドスミス 安藤由紀子

• 扶桑社 (2003年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[43streetさんの感想 · 2023年3月30日]

シアトルを舞台にマイクロソフト（本の中では別会社名）のオタクプログラマーでもてない男が女性の友達にカッコよく変身してプレイボーイになりたいと懇願し教育してもらう。
試行錯誤して努力している途中は失敗したりしておもしろく、すごいお金かけて変身してしまった後は、ことごとくナンパに成功し展開が早すぎてちょっと現実離れしてる。
しかし、その男性と女友達の本当の気持ちがわかってからの展開はけっこうおもしろかった。

ただ、このようなアメリカントレンディドラマの中に出てくるセリフは比喩がぶっ飛んでいて日本人にはなかなか馴染めない。
カッコいいとは思うが、なかなか通じないんじゃないかな？
そのような会話が多すぎて、読み始めはちょっと辛かった。
後半は、あまり比喩の内容を考えないようにストーリーだけを追っていったら面白かった。
まあ、男性版シンデレラストーリーと言えなくもない。