この国を守る決意

  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594043315

感想・レビュー・書評

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  • 先日、選挙日当日だとかなり離れた小学校まで行かなくてはならないので、近くの図書館に行くついでに隣接の投票所で、仕事のために当日行けないからといって期日前投票を済ませてきました。

    その出口で、NHKの簡単なアンケートですからお願いします、と言われて投票状況を明示する質問に以下のように答えました。

    ◆どの政党に投票しましたか→自民党
    ◆個人の名前を書く時にどの政党の人にしましたか→自民党
    ◆誰が首相になればいいと思いますか→安倍晋三

    それから、一週間程前に朝日新聞と読売新聞から電話アンケートがかかってきた時も、同様の似たような答え方をしました。

    情緒不安定で神経過敏な私は、安倍晋三の顔と声をTVで見るたびにめったやたら無闇矢鱈と嘔吐していますし、新党大地の松木謙公代表代行が言っている、民主党にはガッカリ自民党にはコリゴリ、というのは名言だと思います。

    友人・知人・親戚・恩師・先輩・近所のおばちゃんなどに聞いてみると、38人の方が皆こぞってそういうアンケートにはアナウンス効果を狙って同じように答えたと証言しました。

    2006年12月22日に、当時の内閣総理大臣の安倍晋三が行った衆議院でのやりとりがあります。質問者の吉井英勝という人は、このたび引退した日本共産党の衆議院議員で、彼の主張は共産党を支持する層をはみ出て多くの人を納得させてきたそうです。
    この質疑応答は、安倍晋三総理大臣の時にまるで福島の原発事故を予見したような質問に答えたものです。その時その段階で手当てをしていれば、原発事故で16万人もの人が故郷を失って避難者になるようなことにならないで済んだのにと思います。まさかこんな安倍政権がまた復活すればいいなんて誰か思うのでしょうか。

    Q(吉井英勝):海外では二重のバックアップ電源を喪失した事故もあるが日本は大丈夫なのか
    A(安倍晋三):海外とは原発の構造が違う。日本の原発で同様の事態が発生するとは考えられない
    Q(吉井英勝):冷却系が完全に沈黙した場合の復旧シナリオは考えてあるのか
    A(安倍晋三):そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない
    Q(吉井英勝):冷却に失敗し各燃料棒が焼損した場合の復旧シナリオは考えてあるのか
    A(安倍晋三):そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない
    Q(吉井英勝):原子炉が破壊し放射性物質が拡散した場合の被害予測や復旧シナリオは考えてあるのか
    A(安倍晋三):そうならないよう万全の態勢を整えているので復旧シナリオは考えていない


    『巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問に対する答弁書』

  • Asian Reading アジアの活読
    岡崎さん逝く、ちょっと右かなと思いましたがアングロ・サクソンと対峙してはいけないには、同感。

    「この国を守る決意」 安倍晋三 岡崎久彦 扶桑社
    対談。お互いに先生と言い合うのはどーかと思うし、04年1月発刊なので
    大量破壊兵器を探してる というスタンスで戦争を肯定してるのは
    いま読むとおかしいです。靖国、拉致、歴史、外交に論を展開。

  • 憲法を不磨の大典のごとく祀りあげて指一本触れてはいけない、というのは一種のマインドコントロールだと思います。 私は三つの理由で憲法を改正すべきと考えています。まず現行憲法は、GHQが短期間で書き上げ、それを日本に押し付けたものであること、次に昭和から平成へ、二十世紀から二十一世紀へと時は移り、九条等、現実にそぐわない条文もあります。そして第三には、新しい時代にふさわしい新しい憲法を私たちの手で作ろうというクリエイティブな精神によってこそ、われわれは未来を切り拓いていくことができると思うからです。 もちろん政治家として、私には憲法の遵守義務があります。ただ憲法を遵守することと、憲法の内容を論じることは次元の違うことであり、決して矛盾することではないと思います。(第六章 外交を行う人の資質 P217 より) まさに今現在政治を行っている人の過去の発言だけに考えさせられる所が沢山あった。引用した部分は特に自分の中で答えに悩んだ箇所かもしれない。もっと沢山本を読んで答えを出していきたい。 2006年10月24日読。

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著者プロフィール

安倍晋三(あべ・しんぞう)
1954年、東京生まれ。成蹊大学法学部政治学科卒業後、神戸製鋼所勤務、父・安倍晋太郎外相の秘書官を経て、1993年衆議院議員初当選。2003年自由民主党幹事長、2005年 内閣官房長官などを歴任。2006年第90代内閣総理大臣に就任し、翌年9月に潰瘍性大腸炎を理由に退陣。2012年12月に第96代内閣総理大臣に就任し、再登板を果たした。その後の国政選挙で勝利を重ね、「安倍1強」と呼ばれる長期政権を築いた。20年9月に持病の悪化で首相を退くまでの連続在職2822日と、第1次内閣を含めた通算在職3188日は、いずれも戦前を含めて歴代最長。第2次内閣以降はデフレ脱却を訴え経済政策「アベノミクス」を推進。憲法解釈を変更し、15年9月に限定的な集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法を成立させた。対外関係では、「地球儀 俯瞰外交」や「自由で開かれたインド太平洋」などを掲げ、首脳外交に尽力。日米豪印4か国の枠組みなど、日本の安全保障に欠かせない米欧諸国との連携の礎を築いた。2022年7月8日奈良市で参院選の街頭演説中に銃撃され死去。享年67。

「2023年 『安倍晋三 回顧録』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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