- Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594049119
感想・レビュー・書評
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ハードボイルドな主人公がとあることから新聖書発行の広告キャンペーンの指揮を取ることをきっかけに、その裏側で渦巻く因縁や聖書にまつわる謎を追い求める長編大作。フィクションでありながら、キリスト教の起源という難しいモチーフに対して、説得力持ちつつミステリーに仕上げた作家の力量の凄さに圧倒される。あまり教会やキリスト教に縁がない自分にとって、その信仰の必然性など、文化を知るきっかけといてとても面白い内容のものでした。本格ミステリーとしてより、キリスト教関連の創作逸話として楽しむのがオススメ。
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広告会社の社長ランダルが受けた依頼はキリストの弟が書いた古文書の出版だった。これまでのキリスト教世界を根本から覆すキリストの姿、そして第二の復活。出版準備に謎の妨害工作が襲いかかる。ランダルは真相を求めて立ち向かう。死海文書やナグハマディの研究も進み、今となってはそれほどの驚きはないのだが、キリストの真実と闇に葬ろうとするバチカン、当時はこういう話題で盛り上がったんでしょうね。
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イエスの実弟が書き残した古文書が発見された、宗教界に激震が走る。古代文字翻訳から新聖書発行までの一大プロジェクトがスタートするのだった。無神論者のランダルは新聖書の宣伝を任されることになるのだが、古文書を発掘した教授が精神に異常をきたしていることが判明する。古文書発掘にまつわる陰謀を知ったランダルの意見は、巨大プロジェクトに黙殺されてしまう。次に打つ手が彼にはあるのだろうか。その後が知りたい(笑
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様々な疑問を解決すべく奔走した結果、発掘されたイエスの古文書は非常に精巧にできた贋作であることを突き止めるが、すでにビジネスという大きな列車が走り出し、彼の出版差し止めの訴えは退けられる。その過程で彼は何を見たのか、考えさせられる一作。
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下巻に入り、プロジェクトの表・裏ともに大きく動き始める。
妨害・陰謀・嘘・策略・裏切。誰が味方で、誰が敵なのか。誰を信じていいのか戸惑いながらの進行。そして答えは。。。
ミステリとしても、キリスト教の歴史を読み込むにしても面白い。「ダヴィンチ・コード」に先立つ作品。 -
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何か物足りない気もしたが、このような終わり方もありなのかもしれない。
結果として多くの人が幸せになったので。 -
評価2.5
ナナメ読みで終了。まあしかたないべぇ
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