親より稼ぐネオニート: 「脱・雇用」時代の若者たち (扶桑社新書 6)
- 扶桑社 (2007年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594052454
作品紹介・あらすじ
厳しい労働環境下に置かれる「就職氷河期」世代の若者たち。ニート不安に揺れる彼らの間から、会社に雇用されることを捨てた「ネオニート」と呼ばれる成功者たちが続々と現れ始めている。大ヒットアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に心酔し、「自分の能力を受け入れてくれる会社はない」と悟った彼らは誰にも縛られない稼ぎ方に目覚め、持て余した時間と力を存分に発揮して短期間で儲けだし、同世代の羨望の的になったのだ。
感想・レビュー・書評
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サラリーマンのように働くのではなく、ニートでも自宅にいながら様々な方法で、お金を稼いでいる人もいることがわかる。そうした人たちをネオニートと呼んでいるらしい。本来、お金を稼ぐということは、社会への貢献をしたことへの対価であるはず。彼らの行動でお金は稼げているのかもしれないが、社会にどんな貢献ができているのだろう?投資によって貢献できているのかもしれないが、それを実感しながら過ごしている人はどれくらいいるのかな?気になった。
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雇用されずに自営で稼ぐ人の紹介。
アフィとかネットビジネスとシェアハウス経営で稼げた人が載っている。
今はもう微妙かな
なんか著者が尊大な感じ -
下流としての自覚
・コミュニケーション能力、生活能力、働く意欲、学ぶ意欲、消費意欲、総じて人生への意欲が弱い、
ゲストハウスでの家賃収入にも夢ではない。
人のためになっているという意識がポジティブな影響 -
ぼくが考えてたビジネスが先にやられていたことに、がっかりしようとおもってかった本。まさに。しかし、なんかしらんが、従業員にならずとも、お金は得ることができる、希望が見える本だった。
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124まで
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これくらいの情報ならネットで探せばあると思うので、
1冊にまとまって探す手間がいらないくらいしかメリットがないと思う。
また、いくつかの成功のサンプルがあるが、
発売から数年たった今では、変化が早いこの業界では、
全く役に立たないとは言わないけど、
そのままではほとんど通用しないと思う。
最後に作者の労働観を押しつけられているような気がしたのも
好きじゃなかった。 -
大学を卒業してはいるが、企業に就職するわけではない。働く意欲はあるのだが、好きな仕事が見つけられない。または、理想の就職先がない、などという理由から就職をあきらめている。このような状態が、深刻になると病気を併発して、家族にも周囲にも、多大な迷惑をかけることは必至なのだ。
著者は、新しい生き方を提唱する。ネオニートとは企業に雇用されず、独自の収入手段を得て、生活をする人たちのことなのだが、昨今では特段めずらしくもないらしい。家族の理解を得られずらいということもあるけれど、そこは実績で説き伏せる手もある。生き方のひとつとして、ありかもしれないと納得させられる。 -
引きこもりでも生計を立てられるらしいです!
やりようによっては就職氷河期を逆手にとって面白いことできるんじゃないかと思いました。
もちろん本に書いてあることはあくまで本に書いてあることで、読めば実践できるわけではありませんが。 -
[ 内容 ]
厳しい労働環境下に置かれる「就職氷河期」世代の若者たち。
ニート不安に揺れる彼らの間から、会社に雇用されることを捨てた「ネオニート」と呼ばれる成功者たちが続々と現れ始めている。
大ヒットアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に心酔し、「自分の能力を受け入れてくれる会社はない」と悟った彼らは誰にも縛られない稼ぎ方に目覚め、持て余した時間と力を存分に発揮して短期間で儲けだし、同世代の羨望の的になったのだ。
[ 目次 ]
第1章 「ネオニート」の誕生-「就職氷河期」世代のサバイバー (「ネオニート」とは何か? 個人投資家ブームの裏側で 「脱・雇用」から豊富な収入手段へ)
第2章 ルポ「雇われる」を捨てたら、親より稼げた!-ネット・ビジネス編(ヲタク出身の素人童貞が1年半で月収300万円 1年で年収1000万を超えた元フリーター アフィリエイトで稼ぎながら南の島で暮らす女性 東京でしか買えない服を地方に売った女子高生 ネット・ビジネスが「敗者」を救う!)
第3章 ルポ「雇われる」を捨てたら、親より稼げた!-ゲストハウス経営編(ゲストハウスなら家賃収入も夢じゃない 脱サラ3年で家賃収入とコンサルティング 女性専用ハウスを運営する子育て主婦)
第4章 ネオニートの労働観-『エヴァ世代』は自分を愛せる仕事を求める(「下流」の自覚から始めよう 「みんなと同じ」を嫌がる下流層 「エヴァ世代」は自分を目指す 自営で無理なく稼ぐ方法 資本主義社会における「勝ち組」)
第5章 座談会「ネオニートは労働からの解放を叫ぶ革命家なのか?」(終身雇用が信じられない時代の試み 優秀な人材が浮いてしまう日本企業の体質 人より速くできて、言われなくてもやりたい作業で稼げ ダメ元でメジャー企業に売り込んでも返事は来る)
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