- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594070397
感想・レビュー・書評
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韓国の方による、自国の評価論な一冊。
元はブログなのかな、興味深く拝読しました。
ネタ的には、ネット世界ではよく言われていることで、
そんなに目新しいものはないのですが、、
韓国の方ご自身によるとの点が興味深く。
それだけに、この方の“自国愛”も感じることができるのですが、、
というか、コレ、バレたら社会的どころか、
生命そのものが危険なことにならないだろうか、と心配です。
それほどに、“急所”を突き刺している内容と思います。
これを読んであらためて感じたのは、なんてことはない、
「親しくも特別扱いも、しなければいい」
との点でしょうか、個人的には。
価値観が合わなければ、挨拶を交わすくらいの大人の付き合いでいい、
世界にある約200か国のうち、大半がそんな感じではないでしょうか。
自分の優位性を保つのに、相手を貶めることしかできない、
仕事であればそんなのは、表層的にいなしているでしょう。
そういった意味では、“断交”まで行く必要もなく、
敬して遠ざければよいのではないかな、とも。
そういった判断をするための材料としても、面白く。
続編も出ているらしいので、手に取ってみようかと考えています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この手の本に飽き飽きしていて、もう読まなくても良いや、と思いながら。韓国が盗んだ仏像を返さないのも、李承晩ラインで無理やり竹島を略奪したのも、売春婦を性奴隷として喧伝しているのも、日韓併合時の誤った事実を信じ切っているのも、その他不快な事実は、改めて本を読まなくても、分かりきっているからだ。
読まなければならなかったのは、本著が頂き物だから、というのが一点。それと、自称?韓国人がどんな思いで、その国家ぐるみの洗脳を語るのかに興味があったからだ。
日本にも食品偽装した企業の補償騒動で、買っていもしないヤンキー層が列をなして賠償請求するような現象が時に起こる。これは、恥を捨て、権利を主張する事で私欲を満たせば良いという考えによるものだろう。韓国という国は斯様なヤンキー層のような心理にある。このようなヤンキー権利主張現象を統制するには、レシートを求めれば良いのだが、国際社会では、そう上手くいかない。国が違えば、事実を創り上げ、管理するルールや機構が異なるからだ。国際社会において悩ましい問題の一つである。 -
韓国の”反日”は何なのか、韓国はどのような国・社会なのか、歯医者である韓国人による客観的な自己分析と解説です。タイトル通り、韓国の恥ずかしいところ、特に日本との関係、”反日”について内部告発しているような内容です。単に日本の保守派が喜びそうな内容を書くだけで無く、社会とか宗教とか外交だとか、そういうものについて述べている部分も結構面白かった。どこの国の人だって自分の国の悪いところを探せばなんぼでも書けると思う。これを読んで喜ぶ日本人になる必要はないと思うけど、現在の韓国が抱える問題を知っておくと言う意味では、為になる本であった。
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正直、困った。
私は韓国に住んでいたことがあり、韓国の大学院を卒業した。韓国でそれなりの期間生活した日本人として思うところはたくさんある。しかし、韓国を称賛したいとも貶めたいとも思わない。
だからこそ、私は「嫌韓」本を避けてきた。
日韓双方のメディアが相手国の「ごくわずかな例」をあたかも「一般的」かのように放送する「日常」を長い間みてきた。その「ごくわずかな例」も、「あるといえばある」のだから嘘ではないが、それで何が分かるというのだだろうか。「嫌韓本」や「反日本」もこれと似たようなものだと思っている。
こういった本にどういった態度を取るのか、それは未だ解消することのない私の葛藤だ。
同書は、韓国で歯科医をしている韓国人のブログをまとめたものだという。
それだけに、韓国の過度な教育熱、それによって生じる序列意識や、プライドを重んじる韓国人の「意識」の部分については(少し否定的に書きすぎるきらいはあるが)同意する部分がある。
そういった国内での様々な「ストレス」が「反日」に向かう。同書ではそれを「反日教」と表現している。面白い表現だ。「反日」という部分においてだけは、団結することができる。
戦中、戦後よりも1990年代に入って突然噴出した「反日」を、経済が発展しても大国になれない母国への愛憎相半ばする韓国人の「小国意識」のせいであると分析する人もいる。
しかし、私たちは間違ってはならない。
「韓国人は皆、反日である」
などとの感情的な決め付けは、行き過ぎた抽象化である。
また、自らの国を批判する同書の著者を「韓国人の例外」として、「日本を称賛してくれる外国人」として無邪気に称賛するべきでもない。
日韓、どちらの主張が正しいのか。
それは過去の事実のみが決めるのではなく、国際的に開かれている現在の世界において「国際社会をどう納得させるか」という点にかかっている。
その点において、韓国は舐めてかかるべきでない理性的な国である、と私は思う。
韓国の反日が「国内における様々な葛藤」から生まれたように、こういった「韓国人による韓国批判本」が日本で出版される環境もまた、日本の現住所なのである。 -
ある韓国人ブロガーが韓国の悪いところ、例えば反日だなんだとかってのを客観的に解説しようとしてくれてる。
タイトルからは最近流行りの韓国dis本なのかと思ったけど、母国への愛をもっておかしいとこはおかしいと指摘してます。
韓国での反日が今後も純粋化、すなわち悪化するだろうってのは寂しいなぁ。反日以外でも老人の貧困や自殺、過度な競争社会、序列意識といった問題を指摘してます。こんな本が韓国でも出版できるようになれば…。 -
現代韓国について知りたくて読書。
韓国大使館の人に見せたらしばらく読んで、著者は日本人でしょうと断言し、その根拠もいつくか上げていた。その根拠の部分は、長くなるので割愛するが、一般の韓国人の感想は、著者は韓国人ではないと思う(思いたい)内容。
反日教という表現は的確。反日になると左右別れる新聞も右に習えになるし、世論の足並みもそろう。教育という名の洗脳の賜物と言える。そりゃ政府は内政に利用するのでしょう反日を、いつでも効く万能薬だし。
韓国の現状という点で見ると不思議な失業率の数値についても触れられている。数値上は完全雇用に近い韓国は大卒での就職率が低く、どう考えても失業率との矛盾がある。本書では雇用率64.4%(2013年)という数字が出ているがどういう定義なのであろうか。
韓国の民間企業では、40歳で定年を迎える人が山ほどいて、長く続く企業が少ないので倒産して再就職できない人も多い。そんな現実はあまり日本では報じられていない。
昨年末に慰安婦問題についての解決へ向けての日韓合意が結ばれ、着々と進んでいるようだが、おそらくこの先も蒸し返されて解決することはないと思う。それが韓国の国是であり、韓国が韓国である正当性を維持する方法だから。
本書後半で日本のマスコミは韓国を批判することができない時代があったとある。そんな時代があったのか記憶が定かではないが、もし、そうだとすると昨今の嫌韓ムードは元々の自然な状態なのではと思ってしまう。
そもそも隣国だから歴史的な経緯があるから仲良くする必要はなく、世界史的には隣国は常に争っているものである。そう考えると韓国とも中国とも無理に近づく必要はないし、外交上の儀礼を尽くし、会ったら笑顔で挨拶する程度の距離感がちょうどいいと思う。
本書にも触れられているが、韓国では友好の意味は相手を言いなりにすることで日本の意味は異なる。それは中国でも同じような意味で使われている。中国での友好の意味は相手を自国の国益のために上手に利用するという意味だ。
さて、本書発売時は韓中関係は史上最大の蜜月だと言われていたが、風向きが変わってきたようだ。中国が韓国を「安くて丈夫な」盾として利用しないようになったということは、北朝鮮の利用価値が再び高まったのか。中国の最大にして唯一の関心国アメリカとの関係に大きな変化があったのだろうか…。
著者が韓国人であれ、日本人であれ、日本人は朝鮮半島に関わる歴史をしっかりと学び明らかに誤った既成事実を作らせないようにしたほうがいい。そのためには永遠に喧嘩し続けてもいいと思う。裏を返せば、それだけ韓国が成長して対等な存在になったということでもあろうから韓国にとっても喜ばしいことではないのか。
読書時間:約2時間-
>世界史的には隣国は常に争っている
私もそう思います
日本人には和の精神があるが なかなか 受け入れられない と思ってます>世界史的には隣国は常に争っている
私もそう思います
日本人には和の精神があるが なかなか 受け入れられない と思ってます2016/09/05 -
だいさん、
コメント有り難うございます。
努力は必要ですが、どうしても近づく必要はないと思います。その分のエネルギーは使うべきところ...だいさん、
コメント有り難うございます。
努力は必要ですが、どうしても近づく必要はないと思います。その分のエネルギーは使うべきところへ使う、それが国益かと。2016/09/05
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韓国、韓国人の「反日」について書かれた本。
面白いのは著者は韓国人ブロガーであるところである。
著者の「反日」に対する持論は「宗教まがいの化け物」といったものである。
そして、この持論を支持するための具体例を著書で多数あげている。
「もしこの本で書かれていることが本当であれば、韓国の反日感情は相当なものである、というより著者の言うと感情というよりも宗教だ」というのが率直な感想である。
しかし、このテーマについて初めて読んだ本であるため内容が事実なのかどうか、また著者が本当に韓国人なのかどうかも見極める手段が今の私にはない。
よって、本著以外にもこのテーマに関する本を読み、見識を深めたうえで本著の内容を検証したい、そう思わせる本であった。
長くなったが、このテーマについて私の興味を強く揺さぶったという意味で読んでよかった本である。 -
悪いことはみんな日本のせい、か。
つまり、国家自体が、コドモってことだから、教育って必要だよね。 -
なんだろ、すっきりしないけど。
なんと、なく。わかった‼︎
の、かな。
この男性の優しい語り口は、わかりやすい。
〜私は日本は凄い国だと思っています。尊敬していると、大好きだとハッキリ言えます。でも、「誇らしい」という感情を抱いたことはありません。私は、祖国である韓国に対しては、凄いとは思っていません。何かを成し遂げても、その裏の顔が嫌らしいからです。〜でも、なぜでしょう。生きてきながら、誇らしいと思ったことが何度もあります。〜
ただ、やっぱし。
震災のコトを…って…
残念すぎて、泣けてきました…