すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある (扶桑社新書)
- 扶桑社 (2020年3月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594084509
作品紹介・あらすじ
育児・家事、夫婦ゲンカ、不妊治療、セックスレス 、不倫etc.
“壁”を乗り越えた巷の夫婦を徹底取材して見えてきた
【夫婦円満のための100のヒントを収録!】
夫婦とはそもそも他人であり、
他人同士が円満に暮らすためには、
知恵と歩み寄りが必要である。
(本文より)
突き詰めれば“他人同士”である夫婦が、いかに円満に暮らしていくか――。 夫婦にまつわる問題は、時代が移り変わっても普遍的なテーマ。「夫婦ゲンカの解決法」から「家事や育児の分担問題」、「セックスレス」、さらには「パートナーのうつ問題」、「不妊治療」、「不倫」まで……著者が3年にわたって一般夫婦を取材してきた『週刊SPA!』での人気連載「他人円満」に、大幅な加筆修正を加える形で書籍化。現代の“夫婦”という関係性を巡るあらゆる危機や問題の対処法、折り合いをつけるための“100のヒント”を著者独自の視点と切り口で集めた1冊です。
【コンテンツ内容】
序文
怒りっぽい私と自罰的な夫
第1章
いい話し合いにはルールが必要
「夫婦のコミュニケーション」編
第2章
傷ついた心と関係性はどう癒やす?
「不倫・浮気」編
第3章
家事に対する罪悪感を抱え続ける危険
「家事の分担」編
第4章
熟年期に愛情が続くかどうかの大切なポイント
「育児」編
第5章
意識をすり合わせ、相手の体のことを考える
「不妊治療・セックスレス」編
第6章
5人に1人が精神疾患にかかる時代にできること
「パートナーの精神疾患」編
感想・レビュー・書評
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[図書館]
読了:2020/11/17
不倫をしてしまう理由、が興味深かった。エスター・ペレルの『不倫と結婚』からの引用なのだけど。不倫の最も魅力的な要因は、新しい相手との出会いではなく新しい自分との出会いである。すなわち不倫を通して得た新しいアイデンティティを手放したくないためにリスクを分かっていても不倫を続けてしまう。また、「次の報酬がいつ手に入るか分からない」という不確定な状況は人を依存状態にさせるという要因もある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
300ページにも満たない比較的短めの内容に、夫婦間関係を良くしていくためのエッセンスが凝縮されています。印象的な言葉がいくつかあったのですが、中でも心に留め置きたいのは「夫婦は敵ではなく味方である」ことです。この部分、ほとんどの夫婦のあいだで逆に考えられていることかと思います。まずは、敵ではないと認識し、味方の関係性を作りあげていくことですね。関係性を作るには互いの意識が同じ方向に向き合う必要があるので、そう簡単ではないのですが、関係の中で自分を変えていくことは諦めずにいたいと思いました。良書です。
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2021年5月16日読了
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夫婦関係というものは、絆が強いようで実は全くそんなことはなく、気をつけないとすぐにヒビの入る脆いものである。
お互いを尊重し、思いやる気持ちを持てば、関係はより良いものになるし、改善するということを学んだ。
また夫婦の関係で悩んだら再読したいと思う本。切り口も育児、家事、不倫、不妊、メンタルなど多岐に渡っていて良かった。 -
「はじめに」が抜群に素晴らしい!
この人は信用できる。とたった5ページで思わせてくれる。政治家全員に配本して読んでもらうと投票したくなる政治家が確実に増えると思う。
夫婦の話の間に犬山さんの感想が入ることで、より伝わりやすく噛み砕いてくれていて読んでいて読みやすくなるように配慮してくれてて嬉しい。
自己開示もされていることで上から目線で偉そうに知識を披露しているだけではなく当事者としての経験を書いているのも信頼に繋がっている -
現実的な話がたくさんあって、リアルだった。ただ、登場する方たちはフラットだったり柔軟性があったりと解決に前向きに臨める人たちが多く、そうではないパートナーだった場合は難しいなーと。でもたくさん参考になる話があったので、参考にしたい。
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夫婦には問題がある前提にたって、望むだけだなぁ。
数々のインタビューを交え、実践的なアドバイスが豊富。 -
結婚する弟にも一読をすすめたい。
自分もまた読み返したいと思う。