すべて忘れてしまうから

著者 :
  • 扶桑社
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本棚登録 : 2348
感想 : 140
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594085605

感想・レビュー・書評

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  • 「断片的回顧録」

    すべてを忘れることなんてできないんじゃないかと改めて思った

    何故このタイミングで突然思い起こすのか 何らかのメッセージなのかと考えることがたびたびある

    記憶から抜け落ちてしまうことのほうが怖い思いもある

  • 記録

  • 好きだな、燃え殻さん。クソみたいな世界を生きていく

  • さらりと読める短編集。毎日寝る前に読んでいました。表現がおもしろいのか、こんなことある?みたいな非日常がちらほら。

  • タイトルに惹かれて読んだ、良かった

  • タイトルと表紙に惹かれて手に取った本。
    各話4ページで読み切れるため、1日4ページを布団で読むようにしていたが、毎回次の5ページ目の誘惑に勝つのが大変だった。
    なんだかなあ、っていう日の終わりにふふって笑わせてくれる文才に、大丈夫って思わせてくれる著者の経験談が好き。

  • なんとなく儚くて寂しくなって、
    でもくすりと笑える本。

    世の中には色んな人がいて
    色んなことが起きてるんだな、と思いました

  • どうにも心地好い。
    それは『ボクたちはみんな大人になれなかった』
    が当時沁みまくって以来、燃え殻さんに対して勝手に好印象を持ったから。が理由なのはハッキリしているがエッセイ本にはなぜか手を延ばさないでいた。

    ただどういう風の吹き回しかやっと手にしてページをめくった、そしたらやっぱりどうにも心地好かった。

    年内にはボクたち…は映画化されるというし
    調べたら新作の小説も発売されていた
    それをポチってすぐこれを書いている
    そろそろこれを終わりにして『これはただの夏』を
    読み始めよう

  • 読みやすい

  • 後輩のリツイートがきっかけで自分のTLに現れた燃え殻さん。その呟きに何となく惹かれて「ボクたちはみんな大人になれなかった」を読んだわけですが、そのまま自然とこっちも購入してました。
    この人の文章を読んでいると、今こうして感想を書いている瞬間も、一人の人間がどこかで自分と同じ日を、けれど自分とは違う時間を確かに生きてるんだという感覚がじわじわと湧いてきて、それが心地良くてついついページをめくってしまう。
    誰もが忘れてしまう過去の些細なことや、口に出せず、行動に移せず過去になっていった事柄を丁寧に救い上げて文章にする。それはきっと燃え殻さん一人の想いではなく、他にも似たような体験をして、けれどそれを飲みこんできてしまった人たちの代弁にもなってるんじゃないかなと思った。のたうちまわって一言一言を紡いでいる様を想像するに、とても魅力的な人だと感じています。

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著者プロフィール

1973年生まれ。小説家、エッセイスト。
2017年、小説家デビュー作『ボクたちはみんな大人になれなかった』がベストセラーとなり、2021年秋、Netflixで映画化、全世界に配信、劇場公開された。
小説の著書に『これはただの夏』、エッセイ集に『すべて忘れてしまうから』『夢に迷って、タクシーを呼んだ』『相談の森』『断片的回顧録』がある。最新作は『それでも日々はつづくから』(新潮社)。

「2022年 『ココロギミック 異人と同人3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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