AV女優ちゃん1

著者 :
  • 扶桑社
4.28
  • (13)
  • (15)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 169
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594086459

作品紹介・あらすじ

<だってエッチな女のほうが、女としての価値が高いんでしょう?>

田舎のオタク少女が高校デビューして、東京で天下を取るためにAV出演!?
『アラサーちゃん』の峰なゆかが描く渾身の自伝的漫画第一巻!

★巻末には田嶋陽子との対談を掲載!

「こんな言い方は下劣で嫌だけど、日本社会では、いまだに男にとって女は『穴と袋』なんだよ。性欲の『穴』か子産みの『袋』」(田嶋)

「再就職に困るという意味ではAV女優も専業主婦も同じかもしれません」(峰)

AV業界の実態を通して、すべての女が抱える、女として生きる自由と不自由を問いかける!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 名作です。こんなネタをはっきり言語化した時点ですごい。しかも漫画にしてるからもっとすごい。好き嫌いが分かれる画風がもったいないくらい、普段は意識しないテーマがキチンと言語化されている。最後まで読むと、この絵が最も合う気がしてくる。

  • 202102/ポップな絵柄とギャグ表現、だけど重くてささる内容。読んでてしんどい、でも止められず一気読み。なゆゆの表現力、マウントとか痛烈な皮肉、アラサーちゃんとかでも出てたけど、今回はパワーアップしてて更に凄みを感じた。痴漢の人ありがとうとかサイン会の強者弱者とかもそうだけど、受け手によってどうとらえるか…だと思うけどこう描いたなゆゆの覚悟を感じた。ゴムのようなヌっとくっつくような質感・手触りのカバー素材も秀逸なので、これは電子じゃなく実本がおすすめ。(確かみうらじゅんのDTもこういうカバーだったような)
    ※バーコード検索でAmazon限定版しか本棚登録できなかったけど、実際は書店で購入。なので特典はない為そこは評価除外。

  • 最後の田嶋さんとの、対談良かった。 AV女優さんは、苦労、リスクが多いと思う、ほんと。昔の女郎さん達と一緒で、短期集中型職業だなぁ。

  • なかなか女性は買いづらいタイトルですが
    ネットなら超余裕♪♪
    ネットがある時代で良かった。

    気になる中身は
    元セクシー女優の峰なゆかさんの
    半自伝的漫画で、とても読み応えあり。

    どうしてセクシー女優になったのか
    撮影の裏側はどんなの?
    興味深い内容が次々と現れるため
    一瞬で読み終えてしまいました。
    でも中身はかなり考えられるもので
    なんだか他人事じゃなかった。

    どんな職業であれ、女の子はいつも笑ってて欲しいし幸せになって欲しい。

    2が今から待ち遠しい。

  • 良いですねこの本!
    よくあるAVの撮影の裏側を描いただけの本かと思ってたよ。
    そういうのよりもっとダークな話が満載だった。
    でも、誰かを否定するわけでも肯定するわけでもない、淡々と事実を綴ってる感じが良い。
    特に著者の子供~高校時代の話が個人的に衝撃だった。著者ってよく親と仲良い話をしてた記憶があり、なんでまともな家に育ってAVに出る事になるんだ?と思っていた。
    AV女優ってどんな人がなるんだ?意外とその辺の女の子がバイト感覚でやるのか?と思ってたけど、やっぱまともな人生歩んでたらやらないよね…と思いましたよ。
    日本でもまともな家なんてむしろ少数派なのかもね。
    田舎の環境が悪いのか、子供に貞操を教育できなかった両親が悪いのか…。
    気になったのは、やりマンが評価される世界で生きてきたのに、AV出演したら人生終わったって思うのは何故?

    峰なゆか、価値観が成金ぽくていまいち嫌いだったけど、この本で少し好きになった(笑)
    しかし、まだこの人高校時代のスクールカーストの価値観のままで生きてるなと感じるところはある。
    人生の弱者とか強者とか。
    誰が強いのか、弱いのか?そんなの量りようがない。
    収入の多さ?何人にモテるか?それは単なる見方の1つでしかない。
    そんなもののために必死になって自分を削るのって、まぁ好きならやったらいいけど、誰もがやるべきではないんだよね。

  • 田舎の高校生がカースト上位を保持するためにセックスしたり、痴漢されたことで自信をつけておしゃれしたり、世の中の問題が描写されてて良かった。

  • しんどい!峰なゆかさんがすごい人だからやっていけた世界だと改めて思う。

    最近はキラキラした側面ばっかが照らされるから、今こそみんなこの本を読んでほしい!

  • 面白いだけじゃない。社会の毒を持った部分もユーモラスに描いている。複雑な内容を漫画として面白く、わかりやすく消化するだなんてもはや才能。読んでいていろんな意味でドキッとする部分があった。タイトルで読む人を限定してしまうかもしれないが、男性も女性も呼んで欲しい。

  • タイトルで躊躇うかもしれないけれど、騙されたと思ってvol12まで読んでほしい……。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

1984年生まれ。ライター、漫画家。「恋のから騒ぎ」(日本テレビ)出演後、2005年に宇宙企画よりAVデビュー。現役女優時代からコラム連載などを始め、引退後は執筆業に専念。2011年、“モテ”を切り口に女の生態、男への本音を鋭く描いた漫画『アラサーちゃん』(メディアファクトリー)を上梓。現在、『週刊SPA!』『GetNavi』『ダ・ヴィンチ電子部』などで漫画、コラム、書評連載多数。

「2012年 『だって、女子だもん!! 雨宮まみ対談集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

峰なゆかの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
峰 なゆか
矢部 太郎
能町 みね子
峰なゆか
アンデシュ・ハン...
まんしゅうきつこ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×