息子のトリセツ (扶桑社新書)

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  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594086497

感想・レビュー・書評

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  • このシリーズ、あいかわらずおもしろくて好き。
    著者と息子さんの関係ってかなり珍しいと思うけど、依存ではなくちゃんとお互いを愛していて理想的。
    立派に育てたいけど、もっと肩の力を抜いていいんだ、と思えた。
    子育てが終わるまでに【母であること】を存分に楽しんで、子どもに愛を伝えていきたい。

  • ところどころ、おーと思うところもあったけれど、全体的には、あまりピンとこなかった。
    たぶん、私の思うゴールは著者さんと違うのだろうなあ。
    「反抗期」という言い方がよくない、というのはなるほどと思った。「問題行動」とかと同じで、こちら側から見た一方的な決めつけなのね。「反抗期」ではなく「脳の成長(転換?)期」。

    いちばん響いた言葉は、
    「母になったら、ことばと表情は、感情のままに垂れ流してはいけない。」

  • 男の子を持つ親として、感動し泣けてきました!

  • 黒川さんの惚気本のような本(褒めている)母も惚れるいい男、という息子さんの素敵なところを沢山紹介していて可愛らしい母の惚気本。私にとってはとてもしっくりくるもので、納得と納得。サラッと読めてしまったけれど、もう何度か読んで立ち止まってみたい。ただしこのような子育て本なら当たり前の「この子だからでしょう」はある程度感じる。でもそれでも、嫌味の少ないオープンな惚気本。

  • 息子のトリセツ (扶桑社新書)
    著:黒川 伊保子

    男たちの脳は、女性とは違う質を持って生まれ、違う育ち方をする。母親が、「男性脳学」を学ばずに、男の子を理解するのはなかなか難しい。もちろん、そんなこと知らなくたって、愛と相性の良さで、たぶん乗り切る。けど、知っていれば、子育ての楽しさは、きっと倍増する。

    「母も惚れる男子」の育て方が以下の5章により紹介されている。
    ①男性脳を学ぶ
    ②生きる力の育て方
    ③愛の育て方
    ④やる気の育て方
    ⑤エスコート力の育て方

    脳科学者が記し、脳の仕組みを基にした息子の育て方。
    それだけだと何か固いイメージを受ける。しかし本書は違う。もちろん根底や背景には解明されつつある脳科学の真髄を基に育児と向き合っているものの、堅苦しさは一切ない。

    「科学」が書かれているのではなく、「愛」が書かれている。
    成功だけではなく、もちろん失敗も。
    苦労はあるものの何より育てることに対しての楽しみが溢れ出ている。そしてその愛や楽しさは母で留まることなく、しっかりと息子からも溢れていることが受け取れる。

    ほんまかいな。すごいなぁ。と思うことばかりではあるものの、時折、妻が息子に接している姿とダブるときがあり、妻の本能は脳科学に基づいたものであるのではないかと驚きも感じる。

    知識と経験。現場に根付いた経験論から繰り出される言葉より重いものはない。

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著者プロフィール

黒川伊保子(くろかわ・いほこ)
1959年長野県生まれ。奈良女子大学理学部物理学科卒業。
(株)富士通にて人工知能(AI)の研究開発に従事した後、コンサルタント会社、民間の研究所を経て、2003年(株)感性リサーチ設立、代表取締役に就任。脳機能論とAIの集大成による語感分析法を開発、マーケティング分野に新境地を開いた、感性分析の第一人者。また、その過程で性、年代によって異なる脳の性質を研究対象とし、日常に寄り添った男女脳論を展開している。人工知能研究を礎に、脳科学コメンテーター、感性アナリスト、随筆家としても活躍。著書に『恋愛脳』『成熟脳』(新潮文庫)、『人間のトリセツ ~人工知能への手紙』(ちくま新書)、『妻のトリセツ』(講談社+α新書)、『定年夫婦のトリセツ』(SB新書)、『息子のトリセツ』(扶桑社新書)、『思春期のトリセツ』(小学館新書)、『恋のトリセツ』(河出新書)など多数。

「2022年 『女女問題のトリセツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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