新 日本古代史

著者 :
  • 扶桑社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594087913

作品紹介・あらすじ

歴史を書き換える試み。
古事記・日本書紀に書かれていた〝史実〟を読み解く。
古事記や日本書紀の記述を〝神話だから〟として歴史から切り離し、土器や古墳などを〝文字に書かれたものではないから〟として軽視してきた従来の日本古代史は、歴史の実像を描くことができずにいた。
本書は、そうした戦後の唯物史観からは絶対に見えてこない、歴史の実像に迫る試みである。

感想・レビュー・書評

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  • ⚫︎歴史の見方
同先生の日本国史を読み、興味がわいたので、本書も購入。どちらかと言えば、日本国史を多少まとめている内容。
日本が世界の中心であった可能性や、世界の歴史は連続しているわけではないが、日本は世界で唯一連続していること、卑弥呼・邪馬台国・日高見国等の見解が書かれています。
縄文、弥生時代など、日本の古代は、本当に歴史の教科書のようなものだったのか、かねがね疑問を持っていました。関東、東北が主体だったことに納得。奈良、京都よりも、東北、関東の地に深い歴史を感じる自分がいたのですが、それに答えをもらった感じです。
卑弥呼、邪馬台国に関わる神社や遺跡がいつまでたっても見つからないというのは、あったかどうかも疑問だという解釈があっていいんだなと楽しく読みました。


  • 2022/03/13 amazon 1672円

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著者プロフィール

昭和17(1942)年東京生まれ。東京大学文学部仏文科、美術史学科卒。ストラスブール大学に留学しドクトラ(博士号)取得。文学博士。東北大学名誉教授。フランス、イタリア美術史研究の第一人者として活躍する一方、日本美術の世界的価値に着目し、精力的な研究を展開している。また日本独自の文化・歴史の重要性を提唱し、日本国史学会の代表を務める

「2024年 『日本国史学第20号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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