- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596130334
作品紹介・あらすじ
8歳のとき妹を突然失い、リアーナの心は凍りついた。以来、慈善活動に打ち込むだけの日々を送っていたある日、マルディニア国王アレッサンドロとの縁談が持ちあがった。両親は諸手を挙げて喜び、リアーナの気持ちなど慮りもしない。アレッサンドロとは10年前、たった1度会ったきりだというのに。リアーナは自身の宿命を悟った――愛とは無縁の一生を送ることを。やがて迎えた結婚交渉の日、生気に満ちあふれたアレッサンドロ王を見てリアーナの氷のような心はかすかに揺れた。だが、彼の口元は嘲るように歪み、まなざしはぞっとするほど冷たい。
感想・レビュー・書評
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ジメジメした2人。おしあわせに。
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幼い頃、妹を見殺しにしてしまったという罪の意識を28歳になった今でも追い続けるヒロインと、王位継承者という重い立場から逃げ続けてきた国王。
その二人が宿命の出逢いを果たす時―。
ハーレクインは女性目線から描かれている作品が多いののですが、こちらは男性の気持ちも丹念に描かれていたため、読んでいて二人の心が少しずつ近付いてゆくのがよく判り、良かったと思います。 -
ヒロイン・ヒーローの心の葛藤からの脱却がメインなので、ラブ薄め。
口に出して聴けば簡単なことが、案外聞けないのが家族っていうのは確かにある。 -
8歳のとき妹を突然失い、リアーナの心は凍りついた。
以来、慈善活動に打ち込むだけの日々を送っていたある日、
マルディニア国王アレッサンドロとの縁談が持ちあがった。
両親は諸手を挙げて喜び、リアーナの気持ちなど慮りもしない。
アレッサンドロとは10年前、たった1度会ったきりだというのに。
リアーナは自身の宿命を悟った――愛とは無縁の一生を送ることを。
やがて迎えた結婚交渉の日、生気に満ちあふれたアレッサンドロ王を見て
リアーナの氷のような心はかすかに揺れた。
だが、彼の口元は嘲るように歪み、まなざしはぞっとするほど冷たい。
私を花嫁にと望んでおきながら、なぜ蔑みの目で見るの……?