メイドを拾った億万長者 (ハーレクイン・ロマンス)
- ハーパーコリンズ・ ジャパン (2016年4月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596131560
作品紹介・あらすじ
決して甘美な再会を望んだわけではない。でもこれは酷すぎる。メイドのベラは朝食を運んだスイートルームで凍りついた。マッテオが女性とベッドにいる! 5年前に別れた恋人が……。故郷のシチリアを出た彼は、今や実業家として名を轟かせている。ベラが働くこのホテルも彼が買収するらしいと、もっぱらの噂だ。18歳のあの日、どんな気持ちでベラが純潔を捧げたのか、なぜ一緒に行かなかったのか、マッテオは知る由もないだろう。動揺のあまり、ベラはトレーの料理をすべてぶちまけてしまうが、すぐに飛び起きた彼に鋭く睨みつけられ、責め立てら
感想・レビュー・書評
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前作に引き続き物憂げで重い空気漂う作品
でも、ヒロインの芯の強さのおかげで
前作ほど読むのがしんどくない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「メイドが愛した億万長者」関連作品
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「メイドが愛した億万長者」関連作品。
小さな村は男によって牛耳られ、そこから抜け出すことなど若い二人には不可能に近かった。
そんな非情な運命から抜け出すために足掻いた結果、すれ違ってしまった二人のロマンスを描く。
こちらの作品は、単品で楽しめないこともないが、前の作品を読んでおくと村の状態が理解しやすく、入り込みやすいと思う。
過去の回想が多いことが気になったが、ドラマチックな恋人達の半生が印象的なお話。
こちらは前作にくらべ悲壮感は少ないが、身を粉にして前の巻のヒロインに献身する姿や、汚れたように感じる彼女の心中が、切なくて良いロマだった。
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