拾われた男装の花嫁 (ハーレクイン・ロマンス)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596134264

作品紹介・あらすじ

この契約結婚が終わる日、
私の心は砕け散る――

父の死後、母が家出し、借金のかたに家屋敷を奪われたカミラ。
衣食住に困って、世界的企業の総帥であるスペイン富豪、
マティアスの館へ向かった。彼が女を雇わない主義と聞くや
髪を切り、ぶかぶかの服で少年のふりをして使用人に雇われる。
泥まみれで働くかたわらを、真っ白な手をした美しい女性と
そぞろ歩くマティアスを見て、胸がざわめいたある夜――。
「きみは女だな。なぜぼくを欺いた?」
気づかれてしまったわ! くびを覚悟したカミラに彼は言った。
「ぼくと結婚してくれ。あくまで便宜上だが」

ゆえあって結婚を急ぐ富豪ヒーローは、よりによって兄に婚約者を目の前で奪われ、莫大な報酬と引き換えにヒロインと形だけの結婚をすることに。寝室は別と約束したものの、少年から愛らしい乙女へと変わっていく花嫁に目は釘づけで……。

感想・レビュー・書評

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  • 『結婚前夜の略奪婚』(R-3436) 関連作品

  • 父の急死後、父が経営していた牧場と自分の馬を取り戻すため、髪を切り男装したヒロイン。
    そんな主人公カミラと孤独なヒーロー、マティアス。

    -女は雇わない。
    というマティアスの元に男装して向かったカミラは、「少年」として彼に雇われる。
    やがて事故にあったカミラはマティアスに女性だと見破られ、彼に取り上げられた家屋敷、牧場の返還の見返りとして
    「契約結婚」を迫られる。
    大切なものを取り戻すため、条件を受け容れたカミラだったが、心の底にはマティアスにどうしようもなく惹かれる恋情があって-。


    二人の関係は、愛を恐れる男vs戦う女神といったところ。
    それにしても、ハーレのヒーローは愛することを恐れる男性が多いですね。
    幼児体験が悲惨なトラウマとなり、女性を愛したら自分を見失ってしまうという恐怖心を抱えている人が多い。
    マティアスもその一人で、勇敢なカミラが彼の心の奥深くに恐れず踏み入っていくんですね。
    結果としてはマティアスも彼女への愛を認めて晴れてハッピーエンドとなるわけですが、何故、ヒーローたちは愛を恐れるのかな? と今更ですが、もどかしい想いになりました。

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