報復は甘く (ハーレクイン・ヒストリカル 126)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596321268

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  • 評判命の、1818年代の社交会ものです。
    焦れったい。必至に誘惑から身を守るために、嘘を塗り重ねる彼女と、欲しくてたまらないくせに彼女を蔑む彼の意固地な考えに、若干イライラさせられまス。

    しょっぱなから、彼女に騙され、中盤は彼女を信じず、懇願し後悔し、挙げ句、彼女に助けられる、駄目ヒーロー。
    従者にも、小馬鹿にされてましたヨ。バカン

    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-2842.html

  • 外交官(30代前半)+牧師の娘(20?)[more]
    <blockquote>内容(「BOOK」データベースより)
    急死した姉マリアンの家を訪ね、ロンドンにやってきたベルは、貞淑な未亡人であるはずの姉が高級娼婦と知って、衝撃を受けた。しかもそこにフランシス・ケアリー卿と名乗る男が押しかけてきた。マリアンに熱をあげた彼の甥の代わりに、醜聞になりそうな手紙類を取り返しに来たという。妹も同じ娼婦と決めつけ、人を見下した傲慢な態度をとる彼に、ベルは憤りを覚えて、一芝居打って出た。姉の商売を引き継ぐには、一度あなたのような人を客に取りたい、ぜひ十日後来てほしい、と言ったのだ。フランシスは色めき立った。彼女が欲しくてたまらなかった。ところが約束の日、いそいそとベルを訪ねると、彼女は消えていた!フランシスは復讐を誓い、その二年後、絶好の機会が訪れた。名を変え、裕福に暮らすベルとの再会に、彼は誓いを新たにした。じわじわ報復してやると…。</blockquote>
    ヒロインをネチネチと言葉で苛める(娼婦と思って言ってるから、ヒロインにとっては腹は立っても内容は的外れ)ものの行動は割と素直なヒーロー。中盤以降はムラムラしっぱなし。
    ヒロインは口がまわる。
    なんか後半、台詞も文章もところどころ芝居がかってて笑った。情熱的と言うか。
    決め付けヒーローとそれを解かずやり返したヒロインなんで、切なさとかはあまり無い。ヒロインは後半では後悔してるけど。
    社交界デビューしたお嬢さんのスキャンダルがご法度なのは分かるけど、未亡人もそうなのか。再婚でも式を挙げるまでは二人きりで会ったりしてはいけないのね。貞淑な未亡人ってことで。

    ヒーローは海軍仕官で、新婚半年くらいで妊娠2ヶ月の妻を置いて船に乗る。帰国が遅れ2年ぶりに家に戻ると5ヶ月前に妻も子もお産で死んでいた。以来仕事に打ち込み10年禁欲。らしい。
    ヒロインは赤毛の美人だが、姉からの仕送りで、田舎で叔母と慎ましく暮らしていた。叔母も姉も亡くなり、姉の遺産を受け取ったのち、偽名を使い裕福な未亡人として温泉町で暮らしていた。そこの教区牧師の妻から義理の弟を紹介される。それがヒーロー。放蕩者の甥やヒロインを脅迫する男も後から合流。

  •  久々に面白い小説だったのですが、最後の最後がちょっとしつこかった。
    急死した姉マリアンの家を訪ね、ロンドンにやってきたベルは、貞淑な未亡人であるはずの姉が高級娼婦と知って、衝撃を受けた。しかもそこにフランシス・ケアリー卿と名乗る男が押しかけてきた。マリアンに熱を上げた男の甥の代わりに、醜聞になりそうな手紙を取り返しに来たという。妹も同じ娼婦と決めつけ、人を見下した傲慢な態度をとる彼に、ベルは怒りを覚えて、一芝居打ってでた。「姉の商売を引き継ぐには、一度あなたのような人を客にとりたい。是非、十日後に来て欲しい」と言ったのだ。フランシスは色めきだった。彼女が欲しくてたまらなかった。ところが約束の日、いそいそとベルを尋ねると彼女は消えていた!フランシスは復讐を誓い、その二年後、絶好の機会が訪れた。名を変え、裕福に暮らすベルトの再会に、彼は誓いを新たにした。じわじわ報復してやる・・・と。

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