完璧な公爵の不覚の恋 (ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル)

著者 : ルイーズ・アレン 高橋美友紀

• ハーパーコリンズ・ジャパン (2019年12月25日発売)

作品紹介・あらすじ

その娘との出会いは、完璧な公爵にとって
まったく正しくないものだった。

聖職者の娘ながらおてんばなヴェリティは、
色気漂う唇の美青年が現れた瞬間、それが誰なのかすぐにわかった。
第4代アイルシャム公爵ウィル――人呼んで、“品行方正卿”。
最近爵位を継ぎ、彼女の家の隣に位置する領地へ越してきたのだ。
先代である祖父から英才教育を受けた彼は、しきたりを重んじ、
礼儀も非の打ち所がなく、つねに正しい行動をすると評判だった。
快活なヴェリティの淑女らしからぬ言動に呆れ返る公爵と、
公爵の完璧なふるまいをどうにか突き崩そうとするヴェリティ。
彼の鉄壁は難攻不落に思えたが、ある日ヴェリティが池に落ちかけ、
助けた公爵がどういうわけか、彼女の無垢な唇に口づけをして……。

いきなり唇を奪っておいて、すぐに間違いだったと軌道修正を図る公爵。そんな彼に対し、ヴェリティは反感を覚えると同時に、胸の奥がきゅんとして苦しくなるのでした。正反対の性格のふたりが繰り広げる、もどかしくてキュートなシンデレラ・リージェンシー！

感想・レビュー・書評

[(´ｰ｀)さんの感想 · 2020年6月7日]

★2.5

お転婆なヒロインの住む領地の隣に、品行方正卿とまで呼ばれるぐらい堅物な公爵であるヒーローが引越してきた。
堅物なヒーローに反感をもつヒロイン、ヒロインの言動に飽きれるヒーロー、そんな気持ちをよそに惹かれ合っていく二人。
そんな中ヒーローの弟妹たちの悪戯によって二人は小島に一晩取り残されてしまった。
翌日もちろんヒーローは結婚を申し込むも、義務のような結婚はしないと拒絶。
この拒絶のターンが長すぎて早く愛を自覚して！ともどかしい気持ちになった。