ひと夏の冒険 (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊 53)

著者 : ジェイン・アン・クレンツ ローリー・フォスター 高田恵子

• ハーパーコリンズ・ジャパン (2008年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[fuefueさんの感想 · 2011年1月16日]

アマンダ・クイックは好きなのに、ジェイン・Ａ・クレンツはそれほど好きじゃない私。なんでだろう・・・
というわけで『花嫁を追いかけて』はざっと眺める程度。

お目当てはローリー・フォスターの『愛は止まらない』なのです。
「わたしの知らないあなた」のヒーローの妹が今回のヒロイン。
ヒロインは前作で自分の兄や自分の会社を（知らないうちに）危うくしてしまったということで自責の念に駆られていて、そこから逃れるために危ない仕事をしているような女性。
ヒーローも過去のしがらみから逃げきれてない状態。
原題「Ｗａｎｔｏｎ」は無茶なとかふしだらなとか浮気女って意味があるようで。
ヒロインは自分がそういった人間だと思っているけど、そうではなく、情熱的なだけなんだ、とヒーローに教えられていく過程がｈｏｔ！
ふしだらでも、相手さえ間違ってなきゃ良いｗってことね。

関連作：
「私の知らないあなた」（スポットライト）
「愛は止まらない」（テンプテーション→作者シリーズ）　　←今ココ
「熱く危険な夜に」（プレゼンツスペシャル→文庫）
「真夜中のランデブー」（テンプテーション→文庫）
「私に火をつけて！」（テンプテーション）

著者プロフィール

ジェイン・アン・クレンツ　Jayne Ann Krentz
米国ロマンス小説界を代表するベテラン作家。サンノゼ州立大学で図書館学の修士号を取得し、デューク大学図書館で司書をしながら執筆活動を続けた。
1979年に処女作を刊行以来、50作以上が＜ニューヨーク・タイムズ＞紙のベストセラーリストに載り、全世界で三千万部以上の著作が売れた。
ヒストリカル作品にはアマンダ・クイック、パラノーマル作品にはジェイン・キャッスルと複数のペンネームを使いわけている。
航空宇宙関連のエンジニアである夫フランクとともにシアトル在住。

「2020年 『霧の町から来た恋人』 で使われていた紹介文から引用しています。」