フレデリカの初恋 (MIRA文庫)

  • ハーレクイン
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596916372

感想・レビュー・書評

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  • フレデリカの、というか割と群像劇っぽい賑やかさ。
    フレデリカ朗らかで好ましい。
    カリスとエンディなんとかの話は特に滑稽。

  • 高貴な血筋と富、容姿に恵まれ何一つ不自由することなく暮らし、女性と戯れに付き合う生活にも退屈していたアルヴァストーク侯爵の元へ遠き親戚だという見知らぬ女性フレデリカがやって来て彼女の美貌の妹の社交会デビューを手伝ってほしいと言う。
    親しくない姉に姪のお披露目舞踏会開催をせがまれうんざりしていた侯爵は、聡明なフレデリカやその弟妹に興味を持ちこの一家の名目上の後見人を勤めることになるがーー。

    『ソフィー』よりも好きなのは、この洗練されて百戦錬磨な侯爵が初めての恋に落ちるも、相手に全く異性として関心を持たれていない事実に怯え機会を窺い、彼女の苦しみを和らげてやりたいとそれまでの当人からは全く想像も出来ないような行動に出たり、子どもに優しかったりと丁寧に彼の変化や恋の過程が描かれているところかな。
    恐らく格好つけたかったであろう愛の告白の前に姉にバラされてる侯爵は可哀想面白いです。

    1965年。

  • ヒロインはヘイヤーヒロインらしい感じだった。
    しかし大兄弟になると、弟妹がアチャーになりやすい。
    意外とヒーロー次姉のオーガスタがちゃんと見てたんだなあ。

著者プロフィール

1902年、英国ウィンブルドン生まれ。1921年にThe Black Mothで作家デビュー。歴史小説やスリラー、ミステリと幅広い執筆活動を展開し、日本でも「悪魔公爵の子」(1932)や「紳士と月夜の晒し台」(35)、「グレイストーンズ屋敷殺人事件」(38)、「令嬢ヴェネシア」(58)などが訳されている。1974年死去。

「2023年 『やかましい遺産争族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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