さよならのその後に (MIRA文庫)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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本棚登録 : 17
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596918017

作品紹介・あらすじ

別々の道を選んだ二人を、運命の嵐が再び引き寄せ……。
愛の痛みを知るすべての人に捧げる、著者渾身の感涙作。

「離婚しましょう」妻のヘイリーは涙を流し、そう告げた。一人息子を白血病で喪い、悲しみに打ちのめされた彼女は、息子と瓜二つの夫サムを見ることすら耐えられなくなった。愛ゆえに別れを受け入れたサムだったが、3年後、突然ヘイリーから電話がかかってくる。ハリケーンで建物に閉じ込められ、数日が経っているという。負傷して救助も期待できず、サムを頼ってきたのだ。あのとき放してしまった愛する者の手を、再びつかむチャンスが与えられた――しかし、同じ建物には逃走中の凶悪犯が潜み、彼女の身に危険が迫っていて……。

感想・レビュー・書評

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  • 一人息子を病気で亡くし、愛しているが息子に瓜二つな夫=ヒーローの顔を見るのが耐えられなくなり離婚した二人。
    ヒーローはヒロインを愛しているからこそ別れも受け入れて、その上で何かあった時は電話をしてくれと。
    そして三年後にハリケーンでヒロインがひとり取り残された上にその家に逃走中の犯罪者までやってきてヒーローに電話をする。

    ヒーローが助けに来た時はこっちまでほっとした。
    まさに文字通りヒーローだ!
    ヒーローの愛が深すぎて安心して読めた…

    「結婚した日と同じくらい今も君のことを愛しているんだから助けに行くのは当然」という台詞。
    かっこよすぎる。
    他作品のどっかのヒーローに爪の垢を煎じて飲ませたいぐらい( ̄∇ ̄)
    完璧超人なヒーローを楽しむ作品。

    物語自体はコロコロと色んなキャラクターの視点に変わるから主役たちに感情移入とかはしにくいんだけど、逆にそれが緊迫感というかドキドキを味わえて楽しかった。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    「離婚しましょう」妻のヘイリーは涙を流し、そう告げた。一人息子を白血病で喪い、悲しみに打ちのめされた彼女は、息子と瓜二つの夫サムを見ることすら耐えられなくなった。愛ゆえに別れを受け入れたサムだったが、3年後、突然ヘイリーから電話がかかってくる。ハリケーンで建物に閉じ込められ、数日が経っているという。負傷して救助も期待できず、サムを頼ってきたのだ。あのとき放してしまった愛する者の手を、再びつかむチャンスが与えられた―しかし、同じ建物には逃走中の凶悪犯が潜み、彼女の身に危険が迫っていて…。

    離婚の時点で心が折れないサムがいいなーと思うのです。本当の強さってこういうことだと思う。
    ハリケーンのすごさはよくわからない日本人ではありますが、銃が普通に持ち歩かれるって恐いなぁと改めて思う展開。
    暑さと湿気との戦いの中、怪我をしてるってやむでしょうに、二人ともメンタル強いわ。
    2人の今後に幸多からんことを、と願える読後感はいいもんです。
    これぞロマンス小説の神髄。安心して読めました。

    Dark water rising by Sharon Sala

  • 深く信頼し合ってた旦那さんに先立たれて気の毒、と思えばなんたること。お笑いじゃん。

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著者プロフィール

シャロン・サラ Sharon Sala
農家の娘として育ち、農場主の妻となるが、日々の仕事が好きになれずに小説の執筆を始めた。
1980年に書き上げた初めての作品を出版社に送る勇気はなかったが、1985年に父親が亡くなり、二カ月後に姉妹が急死したことから一念発起した。
自分自身が夢をかなえた今、時には作品のなかで厳しい現実を描き、一方で、希望と愛を文章の端々に織り込んでいる。
RITA賞8度ノミネート、アメリカロマンス作家協会功労賞受賞、ロマンティック・タイムズ誌功労賞5度受賞をはじめ、受賞歴数多。

「2020年 『悲しみにさよならを』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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