海岸列車 上

著者 :
  • 毎日新聞出版
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620103983

作品紹介・あらすじ

幼き日、母に捨てられ、寄る辺なき人生の途上に立ち尽す兄と妹。時代の光と闇の中に、愛を求めて彷徨う青春の心の旅路を描く最新長編。

感想・レビュー・書評

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  • あちこちの海外の学生の話が出てくる。学ぶという姿勢が日本の学生とあまりに違いすぎることを強調したいのだろうか。また誰とでも寝てしまう女の子たちに腹を立てている。彼は言いたいことを割とはっきり主人公に語らせているが、あまり押しつけがましくない。それが力量というものだろうか。今の教育制度は日本の青年を腑抜けにさせるための罠だというくだりは、こうも同じことを同じこと場で思っている人がいるのかと嬉しくなってしまった。'92

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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