悲嘆の門(下)

著者 :
  • 毎日新聞社
3.40
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  • (78)
  • (15)
本棚登録 : 1842
感想 : 254
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620108094

作品紹介・あらすじ

「連続切断魔」の正体は?「悲嘆の門」とは何か?圧巻の終章に向けて物語は加速する!最高傑作誕生。このめくるめく結末に震撼せよ。

感想・レビュー・書評

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  • ファンタジー苦手民の感想ですm(_ _)m

    上巻よりもさらにファンタジー度があがっていて、あまり馴染めずに読了。

    美香が助かってよかった!
    あと、まきさんがおケイと交際していた過去があったことが明かされて良かった。まきさんのこと左目で見て欲しかったな〜(笑)

  • 火車的なミステリーかと思ったらファンタジーで拍子抜け。さきが気になる展開ではあったが、ファンタジーの世界観によく入り込めなかった、、、

  • 一気に読み終えた

  • なんとか上巻を読破しましたが、下巻はもう内容がすごすぎて疲れました。ところどころ曖昧なまま読み進めました。自分には、ちょっと向いていないストーリーでした。

  • 私がお腹に子を宿していた時のこと。ある日、造園業者さんが、周囲の5-6軒のお宅の植木の消毒をしにやって来ました。予約してあったことを知らなかった私は、当日、驚きはしましたが、家の中で過ごしていれば問題ありませんでした。ところが、隣家の奥さんが怒り出したのです。「Pさん(私のこと)は妊娠してるのに、事前に連絡もなく消毒薬を撒くなんて、常識がなさすぎる‼︎」と。そして業者に直接そう言って、苦情を申し立てたのです。私は別に何とも思ってないのに。業者さんもご近所の方だったので、それ以降なんかギクシャクしちゃって…正義感って、怖いですね。
    昔の話はさておき、この本を読んで、正しい社会のために自分にできることは何だろう…と改めて考えるきっかけになりました。不穏な世の中ですが、出来るだけ穏やかに、真っ直ぐに、正しく過ごしたいです。

  • なかなかに壮大なスケールの話だった。善良な大学生、孝太郎が巻き込まれる異世界。もう孝太郎が死んじゃうかも、と何回も思わされてハラハラした。
    上巻にある、山科社長が孝太郎に話した『言葉の重み』がとても印象に残った。今は匿名でSNSなどで有名人を誹謗中傷したり、時には人を死に至らしめるようなひどい傷つけ方をして追い詰めるような事件を耳にする。私自身はあえてSNSには入らずに身を守っているけれど、言葉の持つ毒、刃について人はもっと良く考えたほうがいいと思う。
    下巻で美香があんなことになって、残されたガク先輩の今後を思うともうやりきれない気持ちになったけれど、大どんでん返しで美香が助かり本当にほっとした。でもその一方でガラが石化して悲嘆の門の門番となったことは衝撃的だった。救うもの、救われないもの、助かるもの、助からないもの、いろんな表裏一体が感じられる結末だった。
    人の知らない世界、届かない世界ってきっとあるんだろうな。

  • そう言えば、英雄の書はかなり前に読んでほとんど覚えてなかったけど繋がった。とにかくこの作家さんは、どんな話も徹底的に極限までぶっ込んで書く人だから、読む方も相当な覚悟で読まないと付いていけません。

  • あまりに奇想天外な物語で、ついていくのに必死。
    上巻の「動くガーゴイル像」まではなんとかなったけど…あまりに色々な事件が入り乱れ過ぎて、消化不良の感があります。
    ホームレス失踪事件はどうなったんだっけ⁇

  • ここまでぶっ飛ぶと話についていけなくなる。最初の雰囲気を保ちつつ現実の話な感じであったら良かったのになぁ。

  • 一気に読んだ。
    人間の好奇心、良心、正義を求める、優しさ、
    いろいろ複雑、
    辛かろうと、心が痛もうと、泣きたくなろうと、
    生きないと、生きないと、
    生きることの業、考えさせられた。
    けど、何か行き着いたところは、英雄の書に似てた。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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