- Amazon.co.jp ・本 (121ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620316987
作品紹介・あらすじ
一千行を超す初の書き下ろし長篇詩。奄美、加計呂麻、徳之島、与論、沖永良部、沖縄をめぐる旅の途上、眼に見えぬ、耳にも聞こえぬ、五感を超えたものたちの気配に衝き動かされ、刻印された、言葉の雫。
感想・レビュー・書評
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一千行を超す初の書き下ろし長篇詩。奄美、加計呂麻、徳之島、与論、沖永良部、沖縄をめぐる旅の途上、眼に見えぬ、耳にも聞こえぬ、五感を超えたものたちの気配に衝き動かされ、刻印された、言葉の雫。
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吉増剛造さんの、ことばの世界。
吉増さんの舌のうえでごろごろ転がったことばが、
そのまま南の島の空気にころがりだし、
音のひびきが音のひびきを呼びあって、
そこの人たちや海や空や歴史や文学や思想のうえをめぐっていきます。
口のすぐ先のかすかな振動に生まれる宇宙。
ぼそぼそと、小さな声ででも、音読するとよいです。(影山) -
なんかすごい。今は理解できないけどいつか分かるのかな^^;
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ページをめくるのが、
もったいない
と思うような、
いつまでも読んでいたい、
と思うような、
詩集です。
美しい、
音楽を聴いているような、
ずっと、それが、
本を開けば、
鳴っている。
言葉というものは、
こんなふうに、書かれて、読まれることも、あるんだなあ、と、思いました。吉増は凄い。「<心>なんてもう書きたくないのだけれど」と作中にあり、そうだよなあ、と感。ともかく、素晴らしい詩集。