三日月とクロワッサン

著者 : 須藤靖

• 毎日新聞社 (2012年2月11日発売)

感想・レビュー・書評

[debuipipiさんの感想 · 2014年11月3日]

「科学を語るとはどういうことか」でその粘り強い姿勢に強い印象を受けた宇宙物理学者須藤靖さんによるエッセイ．東大出版会の広報誌UPに不定期連載したものがもとになっている．この本はその二冊目で一冊目は「人生一般ニ相対論」．

どのエッセイも十分な分量で，真面目に面白くさまざまな論考をしているが，就中「相対論的人生積分公式」が傑作．なかなか含蓄が深い．しかしそれを見て，「人生の非可換性を考慮に入れていない」といって批判する同僚がいるというのもまたなかなかすごい．

文中の傍注が小さい字で組んであって，それが老眼の私にはとても読みにくいのだが，読まずにはいられない．ちなみに傍注は本文中に200ある．

[taumogさんの感想 · 2012年3月2日]

各国の数字の数え方の違いがおもしろかった。あとたこやきの写真がおいしそうだった。

[mame-shibaさんの感想 · 2012年2月16日]

数の数え方って不思議

著者プロフィール

東京大学大学院理学系研究科教授

「2021年 『ものの大きさ　第２版』 で使われていた紹介文から引用しています。」