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- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620322223
作品紹介・あらすじ
世界各地で金融危機が勃発するなか、展望なき政治家の言葉が踊る。リーマンショック、政権交代、東日本大震災、原発、自民党新政権…あの時、私たちは何を望み、何を選択したか。言葉と格闘し続ける作家・高村薫が見た日本。2008年から2013年までの6年間、各新聞・雑誌に掲載された時評を一挙収録!
感想・レビュー・書評
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東日本大震災前後の、政治や経済界の動きを思い出す。
そして、「せめてあの時」と思わずにいられない。これは歴史的後出しジャンケンなのでどうしようもないけど、日本てずっと変わらずにダメだったんだ、とよく分かる。およそ理性的な判断とは違ったところで選択判断してきているんだね。
もっとも、それで日本がつぶれたわけじゃないし、今が耐えられないほどの不幸というわけでもない。不満はいろいろだけど。
ってことは、あながち悪い選択をしてきたわけじゃないってことになる。つまり理性的なものが正しいわけじゃないし、そも人間の本質は理性的なものじゃないってこと?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
高村薫の厳しい視点からの新聞コラム。2008年から2013年まで、国政、地方行政、百年に一度の不況、そして東日本大震災。本書を読み返すことで、その時の心境を思い出し、整理し、俯瞰して見ることができたのが収穫。
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