- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620326719
作品紹介・あらすじ
ふつうの日々の、ふつうのできごとに「意味」を見つけられるようになってほしい。気鋭の財政社会学者が贈る、未来を変える君たちへの物語。
感想・レビュー・書評
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「今、頑張らないと、ふつうの生活を将来
送ることができなくなるぞ」
大人が子どもに言うよくある言葉です。
でも「ふつう」って何でしょうか。
何か基準があるのでしょうか。
世間には明らかに「ふつう」の生活を送れ
ていなさそうな人は存在します。その人た
ちは、頑張らなかったからそうなったので
しょうか。
小学生の主人公の目を通して「ふつう」と
は何か。
「今頑張って得られる将来」とは何か。
今を楽しんで生きてはいけないのか。
多くの日本人が見落としている「今を生き
る」という大切さを学ばせてくれる一冊で
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最後まで読めず返却。良い本だと思うけど興味が薄くて読み進められなかった。
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小説家が書いたものかと思っていたら財政社会学の専門家であった。財政社会学を子どもの生活にしてよく書いてある。自分が勉強ばかりでできなかったことを書いているとあとがきであった。わかりやすくて小学生がすぐ読める本である。
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感動した。
登場する愉太郎みたいな人になりたい。
こんな風に過ごしたいなと思う。
読んでみてください! -
このコロナ禍を生きる子どもたちに、そして大人たちにも読んでもらいたい。
負けたことではなく、負けたことの意味を考える。
毎日数字に踊らされ、何が正しいのか、どう行動すればいいのかも人それぞれになってしまっている今、大事なことを語りかけてくれているように感じる。
これ以上、不要な分断を招かないために。 -
2階書架 : 369/IDE : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410168746
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友達に紹介されて読んでみました。
主人公は小学生。でも中身は、大人向きかも。と思いながら読んでいました。
大人じゃなかなか口に出せない疑問を
聞いてみる。考える。
世の中での不思議に思っていることを率直に聞いてみる。
大人として考えるさせられる本でした。
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設定は小学生ですが、大人向けの本。
やや社会主義的な感じがしたが、色々と考えるきっかけを作ってくれる。
大人も子供も正解がない中で悩みながら迷いながら生きているのです、ということが伝わればいいなと思いました。
息子たちに読ませたいが、勝手に興味をもって読みださないと読んでくれなさそうなので目立つところにおいておく。(テスト) -
日常生活の中で、何気ないふつうについて、小学5年生の主人公が疑問を抱き、悩み、成長していく物語です。
自分にとってのふつうは、他の人にはふつうじゃないかもしれない。
現代では、生活の格差が顕著に出ており、それが差別に繋がることもあるかと思います。
対人で、どうしても悪いところが目につきがちですが、良いところを見る努力をしていきたいです。