佐藤優の裏読み! 国際関係論

著者 :
  • 毎日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620326917

作品紹介・あらすじ

元外務省調査官・佐藤優による、ビジネスパーソンのための世界情勢入門。
バイデンのアメリカ、台頭する中国、そしてロシア…アフターコロナ時代を徹底解説!

感想・レビュー・書評

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  • 2023/01/18 amazon 990円

  • コロナ渦中、東京オリンピック開催の2021年前半の世界状況。グローバリゼーションに歯止め、インターナショナリゼーションへの転換。

    同じ時代の同じニュースを見聞きしていたのに、説明されないとわからないのです。

  • 日米や中国、ロシアなど国際関係について佐藤さんの見方はいつも面白い。
    地政学はからっきしの私にとって、佐藤さんの本を読みまくって最近ようやく、うっすらと輪郭がわかってにた感覚になってにた。

    地球温暖化は全ての国が賛成しているわけではないとはなんとなく思っていたけれど、ロシアは凍土が溶けるからむしろ温暖化を歓迎していると、聞いて目から鱗だった。
    よく考えたら当たり前なのだけれど、そんなことにも気づかないくらい、SDGsが正しいと無批判に受け入れてしまっていたことにも気付かされた。

    そういう意味で、さまざまな立場に立って物事を見る癖が真に大切なのだと改めて勉強になった。

  • 日ごろ観ている世界情勢のニュースをより関心をもって見ることができるようになる一冊。軍事や、宗教観について見方が変わりました。
    大変勉強になりました。

  • 前半が白眉。リアルタイムの状況分析として説得力十分。菅政権は外交的に相当良く、したたかに立ち回っているという。また、台湾問題、ミャンマー問題もこう見るのか、という視点の紹介はいつも刺激的。

  • 佐藤優さんのこの手の本はいつも本当に面白い。
    その理由のひとつとして、佐藤優さんに3つのアイデンティティーがあるからかも。
    元外交官としてのアイデンティティー。
    キリスト教徒としてのアイデンティティー。
    沖縄人としてのアイデンティティー。

    さて、コロナ禍が世界にもたらした変化は二つ、
    グローバリゼーションに歯止めがかかったことと
    格差の拡大であると、佐藤さんは言います。

    トランプからバイデンにかわったこと。
    アメリカとミャンマー、アフガニスタン。
    イスラエルパレスティナ問題。
    プーチンとナワリヌイ氏。
    オリンピック問題に見る日本の状況。

    TVを見ているだけではわからないことが
    佐藤優さんの解説でよく見えてきます。

  • 足元の国際情勢に関する見解を手際よくまとめている。インテリジェンスのプロとして見解は国際情勢を理解する上で役に立つ。読者の著者への期待を平均的に満たしている。

  • 佐藤優さんの最近の国際情勢解説。やや左寄りなのは投獄のせいかと思いました。

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著者プロフィール

1960年1月18日、東京都生まれ。1985年同志社大学大学院神学研究科修了 (神学修士)。1985年に外務省入省。英国、ロシアなどに勤務。2002年5月に鈴木宗男事件に連座し、2009年6月に執行猶予付き有罪確定。2013年6月に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―』(新潮社)、『自壊する帝国』(新潮社)、『交渉術』(文藝春秋)などの作品がある。

「2023年 『三人の女 二〇世紀の春 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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