プレゼンテーションZEN 第2版

  • 丸善出版
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784621066034

感想・レビュー・書評

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  • 読み応えあり。

    プレゼンテーションの本であり、コミュニケーションの本であり、少しだけリーダーシップと人生哲学の本でもある。

    「メソッドではなく、アプローチ」と書かれているが、具体例も豊富に載っているので、自分のプレゼンのどこがまずいのか、がわかる程度には詳しく書かれている。

    この本を読むと、箇条書きだらけの自分のプレゼン資料を人前にさらすことが耐えられなくなる、はず。

    スライドを資料として配布するのではなく、配布資料は別で用意しよう、という主張にはハッとさせられた。

    PowerPointを打合せ前に共有する習慣があるから、どう適用するかは考えないといけないけど、スライドはスライド、資料は資料なのだ。

    読了するのに4日かかったけど、得るものの多い一冊だった。

  • プレゼンテーションの方法論はもちろんですが、心構えに多くのページ数が割かれた本です。準備や本番、スライドの作り方、向き合い方等について、詳しく説明されています。何度か読み返そうと思いました。

  • 準備に当たっては抑制を心がけ、デザインはシンプルに、実施においては自然さを心がける。

    人生の問題を創造的に解決するためには、一人きりの時間が必要である。

    単純明快、意外性、具体性、信頼性、感情に訴えること、物語性→success

    本物だけがもつ説得力

    知的で刺激的なそして時には挑発的な人間の話に耳を傾ける。

    ストーリーボード形式で論理的にアイデアをまとめておけば、コンテンツの流れやプレゼンテーション全体の雰囲気をはっきりイメージできるようになる。

    スケッチのプロセスは、リラックスした気分で素早く行われること。

    ビジュアル志向のキーワードは自然さ。

    最も大切なことは、その瞬間に完全に集中すること。

    ヒントはどこにでも転がっている。

    あなたの中にはすでにすばらしいプレゼンターが存在している。

    成功の秘訣は、現状への認識を高め、世界を観察し、身の回りのあらゆる教訓に気づくこと。

  • ■書名

    書名:プレゼンテーションZEN 第2版
    著者:Garr Reynolds

    ■感想

    プレゼンのやり方について、色々と記載されています。
    シンプル、自然にという軸をもとに色々と説明されています。

    結論としては、確かにな~と思いますし、この軸を守りながら自分
    なりのプレゼンをしていくことがキーとなります。

    これはあくまでプレゼン資料なので、プロジェクト、業務で仕様
    する機能説明、概要説明、スケジュール説明などには、あまり
    使用出来ないかと思います(というより、こういうのを受け入れる
    文化が無さすぎるので。)
    ここに書いてあることを実際の業務でやれば、もっと会議が面白く
    なるとは思いますけどね。
    (結局、プレゼン資料ではなく、補足説明資料を見る事が多くなり、
    プレゼンの体をなさない気がします。)

    自分なりには、ドンドン取り入れたいな~と思う内容でした。
    自分なりに、プレゼンのテーマを決め、定期的に資料作成、プレゼン
    の練習をします。
    素材の写真も紹介しているので、色々と出来そうな気がします。

    面白い本ですが、ガチガチの職場、文化の会社に勤めている方
    が日常的に使用するには、少し工夫がいると感じました。
    (それでも、この内容を取り込めば、今までよりも、面白い資料と
    なると思います。)

    ■気になった点

    ・人は読む事と聞くことを同時に上手くこなせない。
     したがって、テキストでうめ尽くされたビジュアルは避けるべきだ。
     一方我々は、スクリーンの視覚的な情報をみながら、スピーカーの
     説明に耳を傾ける事は難なくこなせるのである。

    ・プレゼンテーションの強みの一つは、視覚的なインパクトや「実演的」
     な要素にある。

  • 東2法経図・6F指定:336.49A/R29p/P

  • プレゼンのデザインと伝え方に関するシンプルなアイデア
    PRESENTATION ZEN:
    SIMPLE IDEAS OF PRESENTATION DESIGN AND DELIVERY
    https://www.maruzen-publishing.co.jp/item/b294728.html ,
    https://www.presentationzen.com/

  • プレゼンに対する世界観が変わりました。

    プレゼンの本だからなのか正直かなりわかりやすくて、どんどん読むことができました。

    一般的なスライドに特化したプレゼン技術の本ではなく、本来的になにを目的として伝えなければならないか、細かく実例を交えて書いてあります。

    また、本質だけでなく、実際の組み立て方、準備の仕方、スライドの作り方、発表の仕方と全体的にもコンテンツが揃っていました。

    プレゼンテーションという場だけではなく、「人に何かを伝える」ということもプレゼンテーションなのかな、と思いました。

    つまり日常生活や仕事でも活用できそうじゃないかな、と考えるとかなり裾野が広いベース知識だと思います。

  • 第一版に比べボリュームだいぶ増えてる。
    この通りにやるだけですな。本のデザインも素晴らしい。

  • プレゼンテーションの教則本。主にスライド作成におけるテクニック、デザインの部分では参考になった。ここでのプレゼンテーションはあくまで、多数の聴衆を前にTEDのような形式でのものを中心に想定されているので、日本の大きな企業における経営へのプレゼン、社内会議でのプレゼンのそれとは完全にノウハウが合致するわけではない。でもそこに注意した上で読めば多くの学びがある一冊だと思う。

    読書メモ
    ・プレゼンテーションとは感情を伝えること
    ・1枚のスライドには6語まで、それ以上は複雑
    ・安っぽい画像は使うな
    ・アニメーションは邪魔、シンプルに
    ・配布資料が大事(あとで見れる安心感)
    ・デザインの一般原則
     ①シグナル/ノイズ比 ②画像優位性効果
     ③余白
     ④コントラスト ⑤反復 ⑥整列 ⑦近接
    ・グリッド、3分割法を用い、全体のバランスを整える

  • <メモ>
    ・プレゼンは単にスライドに映し出された項目を読み上げるのでは無い!
    彼らはあなたのデータにまつわる「物語」が聞きたいのである。会話調で語りかけよう。
    →基本的にプレゼン時はスライドは見ないこと!

    ・スライドに映し出す内容とは別に配布資料を準備しよう!
    そうすれば全てを喋らないとと焦る必要性は無くなる。
    スライドを配布資料として配るのは絶対にダメ。
    スライドはスピーカー支援であってスライドは単体では成立しないものだ。
    スライドが単体で成立するならばスピーカーは不要。
    スライドを読み上げるだけならば、観客が読むスピードの方が速いのでスピーカーが喋るのが不要になる。

    ・照明は付けたままにすること。観客から常にプレゼンターの姿が見えなければいけない


    ・心に残るアイデア
    ①単純明快→あらゆることを強調するのは何も協調しないのと同じ。核となるテーマ。
    ②意外性→質問を投げかける
    ③具体性
    ④信頼性 
    ⑤感情に訴える→鮮烈なイメージのある画像を出す
    ⑥物語性

    ・オープニングが大事
    「個人的」「予想外」「斬新」「挑発的」「ユーモラス」


    ・リモコンを用いてスライドを進めよう。自由にスムーズに動き回れる


    <TIPS>
    ・PowerPointやKeynoteで一枚につき12枚の何も書かれていないスライドを印刷して、
    手書きやポストイットでまず考えをまとめること!

    ・良質なフリー写真サイト
    www.morguefile.com
    www.flickr.com/creativecommons
    www.everystockphoto.com

    ・スライドショー中に「B」キー押下で画面真っ黒。
    →聴衆の関心をスクリーンから外す場合に。

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