脂質の機能性と構造・物性: 分子からマスカラ・チョコレートまで

  • 丸善出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784621083963

作品紹介・あらすじ

工業分野で広く活用されている脂質の物理的な性質を、分子レベルから製品レベルまで"機能と構造・物性の相関"という立場で解き明かした著者畢生の書。脂質分子集合体の構造や物性といった分子レベルの現象が、製品の機能性の発揮にどうつながっているのかをつまびらかにした労作。また、著者らが作成したビデオファイルのダウンロードが可能であり、脂質の結晶化挙動や複雑な結晶構造などに関してより理解を深めることができる。

感想・レビュー・書評

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  • 2016年3月新着

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、3階 請求記号576/Sa85

  • いわゆる油脂(植物などを煮込んで水に溶けずに分離して浮いてくるような成分)の食品中での物性、構造、とくに結晶構造を中心に扱った専門書。企業の研究・開発者向けの内容なので、数式等の詳細に立ち入ること無く、最新の研究結果を含めて分かりやすく記述されている。前半は油脂一般に関する入門的内容、後半は著者の専門であるチョコレートに関して詳しく紹介されている。油脂を扱う研究者は必読なのはもちろん、いわゆるソフトマターを扱う研究者には興味深い一冊。

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著者プロフィール

1968年生まれ。91年、横浜国立大学経済学部卒業。98年、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。2001年、博士(経済学)取得(東京大学)。(財)国際東アジア研究センター研究員、横浜国立大学経済学部助教授・准教授・教授を経て、2013年より横浜国立大学国際社会科学研究院教授(現在に至る)。Managing Currency Risk: How Japanese Firms Choose Invoicing Currency, Cheltenham, UK: Edward Elgar刊(共著、2018)にて、日経・経済図書文化賞受賞(2019年)。

「2023年 『円の実力 為替変動と日本企業の通貨戦略』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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