- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784621088173
感想・レビュー・書評
-
社会、インフラ、科学論文、感染症、遺伝、世界貿易など、様々な事例を取り上げながら、一つ一つのネットワーク科学の概念を解説している。読み物としてオススメ。もう一歩踏み込みたければ、読書案内に記載されている書籍やレビュー論文などを参照するといい。本分野を学習する上で最も基礎的な土台になりそう。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
電子ブックへのリンク:https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000018529
※学外から利用する場合は、リンク先にて「学認アカウントをお持ちの方はこちら」をクリック→「北海道大学」を選び「選択」をクリック→入学時に配布されたID/PWでログイン -
ネットワークの構造や情報の伝播について、本質的な性質を事例を交えて簡潔に説明した本。読みやすく、面白かった。
巻末には読書案内や、訳者による参考文献の補足もあり、この本を入り口にして学びを深められる工夫がある。 -
“Networks (A Very Short Introduction)”の翻訳。
原書のKindle版を買おうかとも思ったが、日本語版の紙の本を買うことにした。
章によってはもっと図解がほしいところ。
訳注はたいへん丁寧で、理解を助けてくれる。
IT分野でネットワークというと、インターネットやTCP/IPなどが思い浮かぶが、この本はそうした情報通信分野だけでなく、現実世界のモデリングとしてネットワーク的視点を導入するものである。(そういう意味ではデータベースにおけるモデリングっぽい。)
グラフ理論などの基礎を交えているが、どちらかというと実例を通して現実世界のネットワーク的性質を紹介することのほうに重点が置かれている。
実例は都市と人工物、インターネット、生命、生態系、経済、社会(人間関係)など多岐にわたる。
慣れない分野は読み流す感じで読んでも、全体としては理解できる。
キーワード
ランダムグラフ、トポロジー、頂点、枝、次数
オミックス、弱い紐帯の強さ、自律システム
巨大連結成分、スモールワールド性、密/疎なネットワーク、
スーパーコネクター、ハブ、次数分布、スケールフリー、長い裾野、冪乗分布、出次数分布、入次数分布
無秩序、不均一、自己組織化
マタイ効果、ホモフィリー、次数相関、モチーフ
社会的伝播
普遍的クラス
疎なのに連結なネットワーク
疎なのに近接性を持つネットワーク(スモールワールド) -
文字は多いが、中身はパッとしない。
-
インターネットの偉大な成功の要因はそれがもたらす秀逸なユーザー体験。
複数のネットワークの相互依存はインフラもう以外の多くの場合にも存在する。
サイバースペースを構成する1つのえんっとワークの崩壊が、まったく予期せぬ形でほかのネットワークに影響を及ぼす。
インターネットの変化は止まったことがない。