幹細胞と再生医療 (サイエンス・パレット)

著者 :
  • 丸善出版
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本棚登録 : 70
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (161ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784621089439

作品紹介・あらすじ

この分野で日本をリードしてきた筆者が、多能性幹細胞の特徴から、倫理問題の本質、世界の状況、そして治療や創薬への応用に至るまで、いま私たちが知っておきたい話題の数々をわかりやすく解説。人類に恩恵をもたらす再生医療の基礎研究で得られた知見を実際の治療につなげるには、どのような技術やプロセスが必要なのか?-世の中に広まっている誤解を正し、正確な知識を提供する待望された入門書。

感想・レビュー・書評

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  • 農学部図書館の学生アルバイトの方に、おススメの電子ブックを推薦いただきました。

    ☆推薦コメント☆
    「再生医療」という言葉を聞いたことのある人は少なくないが、何を材料にどんな方法で行われるのか、詳しく知っている人はそう多くないだろう。本書では、再生医療の成り立ちとその課題、実用化に向けた取り組みが語られている。

    再生医療の主役となるES細胞やiPS細胞の樹立方法だけでなく、再生医療が社会に与える影響にまで深く切り込んでいる点が特徴的だ。受精卵を利用してつくられるES細胞について、一般の人が受ける誤解にも言及している。また、再生医療を身近にしていくための課題となるコスト面も詳細に検討されている。

    再生医療の利点だけでなく、課題についても広い視点で書かれている点が印象的だった。材料となる細胞の大量培養が、コスト面や技術面でも壁が多いことを知るとともに、再生医療の実用化は目前まで迫っているということをひしひしと感じる内容だ。

    ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです(電子ブックで利用できます)☆
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/NB00186751

    ※学外から利用する際は、こちら↓のリモートアクセスをご利用ください
    https://www.shinshu-u.ac.jp/institution/library/find/r-access.html

  • 電子ブックへのリンク:https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000026663 
    ※学外から利用する場合は、リンク先にて「学認アカウントをお持ちの方はこちら」をクリック→「北海道大学」を選び「選択」をクリック→入学時に配布されたID/PWでログイン

  • 技術が確立され早く世間に普及してほしいと思った。あと、日本はiPSに偏重気味なんですね。

  • 生命倫理上問題があると思っていたES細胞。
    この本を読んで考え方が少し変わった。

  • 理性的に読めば、iPS細胞への過度の期待を諌め、ES細胞研究との両建ての研究を提言する啓蒙書。悪く見れば、自分の研究分野・成果を守ろうとしての懸命の反論本にも見える。学者の書く本らしく、一般向けにやさしく書いたつもりかもしれないが実際は専門的でかなり難しい。

  • 請求記号 463/N 43

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