神谷美恵子著作集 2―人間をみつめて

著者 :
  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622006329

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  • 『生きがいについて』の続編というべき論考と、ハンセン病や愛生園に関する文章、さらにストア派の人生論ともいうべき「ケベースの絵馬」の訳業を収めています。

    『生きがいについて』では、愛生園での著者自身の体験などを紹介しながら、人間がさまざまな局面で「生きがい」とどのようにかかわるのかということが論じられました。本書ではそこからさらに進んで、死、生命、宗教といった、人間を超えるものと人間とのかかわりから、「生きがい」の問題が再考されています。

    著者自身の人生観がよりストレートに語られており、感銘を受けました。

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著者プロフィール

1914-1979。岡山に生まれる。1935年津田英学塾卒業。1938年渡米、1940年からコロンビア大学医学進学課程で学ぶ。1941年東京女子医学専門学校(現・東京女子医科大学)入学。1943年夏、長島愛生園で診療実習等を行う。1944年東京女子医専卒業。東京大学精神科医局入局。1952年大阪大学医学部神経科入局。1957-72年長島愛生園精神科勤務(1965-1967年精神科医長)。1960-64年神戸女学院大学教授。1963-76年津田塾大学教授。医学博士。1979年10月22日没。

「2020年 『ある作家の日記 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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