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- Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622031888
作品紹介・あらすじ
世紀末ウィーンの細部から『夢判断』の衝撃、ユングとの交友と決別、ドーラや鼠男、狼男など患者の様子ほか、フロイトにまつわるすべてを時代のうねりと共に描き尽くした伝記決定版。
感想・レビュー・書評
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フロイト大先生の伝記。
妻のマルタ、フリース、ルーザロメ、アブラハム、ユング等と交わした書簡群をもとに、彼の前半生における重要事や交友関係、臨床や理論の発達を丁寧に辿ることで、人間の内面世界の闇を追求したフロイトの数々の偉業の歴史を知る。
汎性欲論者で実証性に乏しい方法論の提唱者と揶揄されがちだが、実際は経験主義的で実験を重んじ、積み重なった臨床記録や患者との交友を通し、自身の精神分析論をロジカルかつ普遍的に組み立ている。
鼠男、狼男、アンナOーなどの叙述もあり。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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