神なきユダヤ人: フロイト・無神論・精神分析の誕生

著者 : ピーター・ゲイ 入江良平

• みすず書房 (1993年1月1日発売)

作品紹介・あらすじ

にフロイトが固執したのは何故か?数多くの文献から、科学vs.宗教、フロイトとユダヤ人問題の実像に肉薄した、P.ゲイの意欲作。

感想・レビュー・書評

[katie1223さんの感想 · 2016年2月16日]

科学と宗教の違い、仲裁可能性について。主にフロイトの役割の分析。
彼は無神論者というか宗教的であるが儀式主義を否定したということなのかな。もっと強い(より本質に近いからこそ、切り捨てるものがある)信者という意味での「否定」なのかも。

面白かった。対立をユーモアで乗り切る話についてはカウフマンも書いていたしそれを「人間的」としていたが、これこそがまさにユダヤ的、と言えることなのか.......