青の奇蹟

著者 :
  • みすず書房
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本棚登録 : 28
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622072003

作品紹介・あらすじ

文学研究、詩作、映画批評、表象文化論、そして小説へ-。この20年におよぶ著者の多彩なエクリチュールの営みのさなかに紡がれたエッセイを、ここに集成する。宮沢賢治の青に酔い、ボードレールの苦悩に癒やされ、『ほのぼの』の口唇的ナルシズムを看破し、チェスのポジションに近代の憂鬱を読み、テレビの三人横並び画面に「候補者の構図」を見出し、デ・パルマを斬り捨て、三島由紀夫を憐れむ。読むこと=書くことの悦楽を、知性と官能のはざまで誰よりも旺盛に生きること。その萌芽状態にある思考のなまなましい息づかいを伝える、批評的エッセイ63編。

感想・レビュー・書評

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  • 2007/7/16購入

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著者プロフィール

1954年生れ。詩人、作家、評論家。
1988年に詩集『冬の本』で高見順賞、95年に評論『エッフェル塔試論』で吉田秀和賞、2000年に小説『花腐し』で芥川賞、05年に小説『半島』で読売文学賞を受賞するなど、縦横の活躍を続けている。
2012年3月まで、東京大学大学院総合文化研究科教授を務めた。

「2013年 『波打ち際に生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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