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- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622072157
作品紹介・あらすじ
近年、クレオール性、ポストコロニアリズムというステージで、ことさらファノンに光があてられている。が、そもそもファノンの思想は、ネグリチュード‐黒人性を脱し、肌の色を越えた「人間」の立場へ向かおうとすることから始まったのではなかったか。終章「ファノンと現代」を新たに書きあらため、21世紀の世界の中で、いわゆる暴力論をも含めたファノンの思想全体をみつめなおした決定版。
感想・レビュー・書評
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『地に呪われたる者』(フランツファノン著、みすず書房、鈴木道彦・浦野衣子訳)がそのサルトルの序文も暴力論も強烈で、読み返したりしたものの、本人がどういう人間なのかアルジェリアに出自を持たない精神科医がなぜあのような本を書いたのか、よくわからなかった。
彼について海老坂武が当時(2006年)に引きつけて書いた解説、本書を読んで少しわかった。
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