- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622078852
作品紹介・あらすじ
気鋭の進化発生生物学者が、人体形成の謎を解く遺伝学の成果と、ヒトの突然変異をめぐる歴史物語を縦横に語る。
感想・レビュー・書評
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変異を知らなければ「正常な」(あるいは多数派の)発生と成長がどのようなものか知ることはできないという感想を持った。
現代の知見に合わせて、当時の学者がどのように考えたか等も載っており、とても興味深い。
あと私、鳥もオスメスはX染色体とY染色体で決まるんだろうなって勝手に思っていたのですけど全然違いました。オスがZZでメスがWZだって…逆じゃなくて…ほら、ベースになる知識がないからこういうことになる…
あと、81ページを読んで、人間の男女の肋骨の数が違うと思い込んでいたアホが私だけではないと分かり安心しました。肋骨をさー、抜くくだりはあるけど再生するくだりはないじゃないですか旧約聖書…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
原題:Mutants: On Genetic Variety and the Human Body (2005)
著者:Armand Marie Leroi
第1章 ミュータント-はじめに
第2章 完全な結合-胚の体軸について
第3章 最後の審判-顔について
第4章 クリーピー・ベル-手足について
第5章 わたしの骨の骨、わたしの肉の肉-骨格について
第6章 ツルとの戦い-身長について
第7章 完全なものへの欲望と追求-性について
第8章 うたかた-皮膚について
第9章 節制生活-老化について
第10章 多様性-エピローグ