悪戯の愉しみ (大人の本棚)

  • みすず書房
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本棚登録 : 54
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622080565

作品紹介・あらすじ

「世の中には、複雑な人間と単純な人間がいる。」「問題のひげというのは、パリでも五指に入るみごとなひげだったと仮定しよう。そしてもう、その話はよそう。」「あつかましさにかけては、医者の右に出るものはあるまい。」こんな書き出しにピンと来たあなたは、もうアレーの世界に足を踏み入れている。アレーは国家、政治、宗教、恋愛、結婚、生死などを笑いの標的にした。ブルトンは『黒いユーモア選集』で、批評性、破壊力がつよいアレーの作品を「エスプリのテロリスム作用」と呼んでいる。日本でも戦前は『新青年』、戦後は渋沢龍彦に熱を上げさせたアレー、没後百年を記念してここにまた、作家山田稔の改訳、新訳とりまぜた名訳でお届けする。

感想・レビュー・書評

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  • 5、6ページの短い話が50編収録されている。タイトル通り、いたずらしたり嘘をついたりする話が多く、エスプリやユーモアというには質の悪い、どぎついものもある。

    「あつかましさにかけては、医者の右に出る者はあるまい。まあ、地獄の鬼もあきれるほどのあつかましさだ。それに、あのえげつない人命蔑視!」(「医者」p.86)

    「世の中には、ペルシャの詩人が語っている、バラのジャムを塗りたくった棒のごとき女がいるものだ。どこをつまんでいいかわからない。」(「結婚生活の悲惨」p.170)

  • ブラックジョークのショートショート。

  • すごく愉しめた本です。

  • 大人の本棚

  • 悪趣味な冗談!短さが洒落ている。なかなか面白い。

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