いかにして民主主義は失われていくのか――新自由主義の見えざる攻撃

  • みすず書房
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622085690

感想・レビュー・書評

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  • いわゆる新自由主義を非難する本ではあるのだが、単に上っ面だけの批判に終わっていないところが秀逸である。近代に「市場」が発見されて、それを最大限に活用して社会は発展してきたといえるが、その功罪を問うているところが類書と一線を画す。
    翻訳も流麗な日本語でよいのではあるが、ところどころに日本語の語学力に疑問を感じる部分があるのが残念。

  • 前半部分は『生政治の誕生』講義の簡単なまとめとなっていて読みやすい
    後半は、『生政治の誕生』講義を民主主義論に接続させた感じ

著者プロフィール

ウェンディ・ブラウン(Wendy Brown)
1955年生、アメリカの政治哲学者。カリフォルニア大学バークレー校政治学教授。著書に『寛容の帝国』(法政大学出版局、2010)『いかにして民主主義は失われていくのか』(みすず書房、2017)。

「2022年 『新自由主義の廃墟で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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