神話と意味【新装版】

  • みすず書房
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本棚登録 : 141
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622085911

作品紹介・あらすじ

ラジオでの講話を編集。『野生の思考』『神話論理』に対する質問に答える。率直かつ明快な、彼自信による入門書。

感想・レビュー・書評

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    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/731209

  • 神話論入門

  • 読んだことあったのに、新装版で間違えて買ってしまった
    読んでる途中で気付いた

    編集方針の全く異なる古事記と日本書紀を思う

  • 2018/07/16

  • 神話と意味【新装版】

  • 2018/6/2読了。“レヴィストロース入門書としてどうでしょう”みたいな記載があったので興味があり購入。

    この著者にしては比喩とかが少なくて読みやすいという話を聞いた。確かに文章はシンプルで読みやすい。でも、何が書いてあるのかよくわからなかった。初見では、これを読んでも著者の考えや意見はわからないのではないかと思った。

    しかし、自分の読み込みが浅いのかもしれないと感じ再読。結果は同じだった。入門書という表現は正しくないと思う。

    もう少し著者がどういう方なのかを、他の著書などで認識した上で読めばまた違うのかもしれない。でも入門書と言われた本を読んでこんな感想なのに『悲しき熱帯』なんで読めるのだろうか。

  • 繰り返し読み、疑問をぶつければ理解できる!はず

  • レヴィ=ストロースの考える「未開民族」や神話と歴史の関係が口述により分かりやすく説明される。
    「未開民族=無文字民族」は食料獲得など本能の充足という機能主義に規定されているのではない。また逆に、感情と神秘的表現によって規定されているのでもない。彼らは可能な限り最短の手段で宇宙の一般理解に達することを目的としており、それは近代的思考とは別種の思考である。ただし、近代的思考や科学的説明は、自身と神話的説明の両方の有効性や理解を助ける点で優位に立っている。
    私たちの社会では、歴史が神話にかわってその機能を果たしている。神話に様々な矛盾があるように、歴史にも様々に矛盾する解釈がある。神話は将来の保証を、歴史は将来の変革を希求するための指針となっている。
    ということは……私たちが馴染む社会のオルタナティヴとして神話的世界があるということでしょうか。

  • カナダでのラジオ講話を元に書かれた本なので易しい言葉で噛み砕かれており分かりやすかったです。
    レヴィ=ストロース入門書、とでも言いたくなりました。
    興味深く面白い本でした。

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著者プロフィール

1908年11月28日ベルギーに生まれる。パリ大学卒業。1931年、哲学教授資格を得る。1935年、新設のサン・パウロ大学に社会学教授として赴任、人類学の研究を始める。1941年からニューヨークのニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチで文化人類学の研究に従事。1947年末パリに戻る。1959年コレージュ・ド・フランスの正教授となり、社会人類学の講座を創設。1973年アカデミー・フランセーズ会員に選出される。1982年コレージュ・ド・フランス退官。2008年プレイヤード叢書(ガリマール社、フランス)全1冊の著作集Œuvres刊。2009年10月30日、100歳で逝去。著書『悲しき熱帯』(1955)〔全2巻、中央公論社、1977、中公クラシックス、2001〕、『野生の思考』(1962)〔みすず書房、1976〕、『神話論理』四部作『生のものと火を通したもの』(1964)〔みすず書房、2006〕『蜜から灰へ』(1966)〔みすず書房、2007〕『食卓作法の起源』(1968)〔みすず書房、2007〕『裸の人』(1971)〔二分冊、みすず書房、2008/10)他。

「2023年 『構造人類学 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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