本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622086543
作品紹介・あらすじ
星の運行や四季の変遷のリズム、波の運動や植物の生長のリズム、動物の身体運動のリズム、生理のリズム、生活のリズム、音楽のリズム、色彩・文様のリズム、線のリズム、詩のリズム……われわれはリズムの世界に住んでいるが、そのリズムとは? さて何であるのか? それは周期的な反復現象であるが、同じ意味で使われる拍子(Takt, タクト)とはどう違うのか?
ここに「生命」と「精神」についての独創的な思想家クラーゲスの真の思索と探求がはじまる。その魅力、若さ、強さ、深さ――彼の精神の火の点じられるところ、すべては明晰な秩序に置かれる。彼は人を豊かにし、より多くの体験を与える。
この個性的な名著を流麗な日本語で読者に贈るのは大きな喜びである。
感想・レビュー・書評
-
日常的に何気なく使っている「リズム」とは何であるのか?リズムと拍子(タクト、テンポ)との違いを考察することで、数学的な(精神・理性による)分割=同一の反復である拍子に対して、感性的な(心・生命による)揺らぎ=類似の更新であると喝破される。
訳者による解説まで読んでようやく上記の程度の理解を得たが、たかだか108ページの本作の読みにくさには自分の読解力の至らなさを痛感させられた。
18-9詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示