アメリカ帝国とは何か: 21世紀世界秩序の行方 (MINERVA人文・社会科学叢書 139)

著者 :
制作 : ロイド ガードナー  マリリン ヤング 
  • ミネルヴァ書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623050420

作品紹介・あらすじ

本書は、著名な歴史家が一堂に会して行われた討論集会の結晶である。世界的な広い視野に立ち、「アメリカ帝国」を比較の視座から時間と空間の両面においてとらえ直す一方、「帝国」を支えるいくつかの大前提にもメスを入れ批判的に吟味している。そして、イラク戦争は「アメリカ帝国」の抱える諸問題の氷山の一角にすぎないと主張する。その意味で本書は、イラク戦争の性格付けとその歴史的位置、さらには近年の合衆国の対外行動とその論理を考えるうえで、日本の読者にとっても時宜を得た啓蒙書となっている。

感想・レビュー・書評

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  • 大統領は合衆国がグローバルな義務を担っていると明言する。自国の安全とより高次の使命に忠実であるためには、合衆国はグローバルな平和を構築する責任を担わなければならない。そうした平和は個人の自由と自由社会の基礎に立ってのみ可能となる。合衆国の力と意思は、単に侵略を抑止する勢力均衡の維持のためだけではなく、人間の自由に恩恵をもたらすための勢力均衡に用いなければならない。
    合衆国は現在、世界最大の海洋帝国である。

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著者プロフィール

京都外国語大学教授、学長

「2014年 『冷戦と同盟 冷戦終焉の支店から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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