汚職・腐敗・クライエンテリズムの政治学 (MINERVA人文・社会科学叢書 134)
- ミネルヴァ書房 (2008年7月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623051243
作品紹介・あらすじ
政治腐敗はなぜ起こるのか。現代の民主政における汚職の誘因、公共政策への影響を、統治構造の形態、政党制の類型、政治資金の調達方法、選挙制度のあり方のみならず、汚職・腐敗の実効的な抑制・改革をデザインする際に分析が不可避である恩顧主義的社会関係・利益媒介構造、およびその種の関係・構造を支え、汚職・腐敗への連座に随伴する危険と費用を軽減する非公式的規範、政治文化をいくつかの国・地域の多面的・重層的な検討を通じて明らかにする。
感想・レビュー・書評
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汚職や腐敗について政治学の点からまとめてある。汚職問題の全体的な解説は最初の数章のみで、残りはケーススタディのようになってしまっているのがいささか残念ではあるが、汚職の形態は様々であり、文化的な要素に影響されることを考えると致し方ないか。
類書が少ない中では勉強になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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