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- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623058624
作品紹介・あらすじ
ウェーバーの著作の中でもとりわけ難解と言われる『経済と社会』。そこで検討されるのはヨーロッパにおいて初めて成立する近代国家の特質と形成過程であった。本書は、『宗教社会学論集』と並ぶ主要業績とされる『経済と社会』を、当時の国家学・法律学の論争的文脈の中で読み解きながら、ウェーバーの社会学がいったい何を論じようとしていたのかを明らかにする。
感想・レビュー・書評
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法学についてわからなかったり、社会学でもかなりディープなところまでわからないとサクサク読み進めるのが難しい。社会学辞典も必要。古典を分かりやすく、といったコンセプトかもしれないが、ある程度知識がないとこれは門前払い食らいます。そして、世界史を高校時代に履修していなかった人にはかなり厳しいと思います。これを機に法社会学もかじってみたくなりました。
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特に印象に残ったのは、ギールケのことばで、「法律学は形式論理と法的な実践感覚を用いてするところの一種のアートなのだ」とするところで、形式論理だけでは法律上の諸問題は解決できない。というところに納得。
元は、国家間の法的問題の解決についてですが、だれにでも当てはまることかと。
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