授業づくりの深め方:「よい授業」をデザインするための5つのツボ
- ミネルヴァ書房 (2020年6月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623087709
作品紹介・あらすじ
目の前の子どもに応じて、個々の手法をアレンジして使いこなしたり、授業を組み立てたりする上での原理・原則(授業づくりの5つのツボ)が、明日の授業を変えるヒントになる。
日本の教育現場が蓄積してきた不易の知恵や文化(現場の教育学)を包括的に整理しつつ、新しい学力や学びのあり方に対応した教育文化の刷新を図る本書は、教育をめぐる流行に踊らされることなく、教師一人ひとりが自らのやり方でよい授業を追求するための考え方と方法を指し示す。
感想・レビュー・書評
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授業づくりに必要なことを1冊にまとめたもの。著書の考えだけで進めるのではなく、その裏には膨大な数の参考文献や引用がある。一方、授業づくりの5ツボとされているが、それぞれの章も内容が多岐にわたっている。要はツボが多すぎて、どれを押していけばよいのかがわからなくなる。自分自身の困り感に引っ掛けて、必要なツボを押していくことが大事だと思う。
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教員2年目が終わり3年目に向けて読んだ1冊。
とても参考になりました、深い授業のためにどんなことが必要で何に気をつける必要があるか、自分の授業を振り返りながら読めました。付箋をつけたとこなどをもう一度読み返すと良いかなと思ったのでどこかのタイミングでまた読みたい。 -
勉強になりました!
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満を持して石井先生の授業づくりの深め方
読んで寝落ちして読んでスマホして読んで寝落ちして読み終わりました
授業づくりの中で大事にしなきゃなってところがたくさん
一方後半の昔話感
時が来たら自分の中の引っ掛かりをまとめよう -
「そこで本書は、授業づくりの不易、特に日本の教育現場や教育実践研究が蓄積してきた『現場の教育学』を包括的に整理・統合することを試みました。そして、そうした日本の良質の教育文化を継承しつつ、新しい時代の教育文化を自分たちで作っていくための、教師修行と自己研鑽のための手引書として作成しました。」
「はじめに」より引用
熊本大学附属小学校の国語研究部「明後日の会」のオンライン講座をきっかけに、「教材研究の過程と同じように、教材を通して子どもたちが愉しめるような授業づくり」を提唱する、氏の授業づくりに対する見方や考え方をさらに知りたいと思い、購入した。
東井義雄・向山洋一・有田和正をはじめとして、日本の長い歴史の中で行われてきた教育現場の実践・教育研究文献をもとに、氏の主張する
1)「目的・目標(Goal)」を明確化する。
2)「教材・学習課題(Task)」をデザインする。
3)「学習の流れと場の構造(Structure)」を組織化する。
4)「技とテクノロジー(Art & Technology)」で巧みに働きかける。
5)「評価(Assessment)」を指導や学習に生かす。
以上、授業づくりの5つのツボがわかりやすく書かれている。
引用・若い教員向け(とはなっているが、ベテランでも十分参考になりうる)参考文献も多数紹介されているので、この本を核に、興味を持った分野についてさらに他の文献を用いて学びを深めるという方法もあると思う。
今年度は、この本を学びの中心に据え、実践を重ねていく。
それだけの価値が十分にある。 -
わかる授業から教科する授業へつないでいく。そのためのポイントがまとめられた、授業づくりの教科書的な本。その中で、5つの授業づくりのポイントがまとめられている。
①目的、目標を明確化する
言い訳だが、今年はコロナの影響で毎時間、教科書の内容を進めることばかり考えていた。でも、それでは子どもたちに力が付かない。1時間の授業でどんな力を身につけさせたいのか、その力が身に付いた子どもの姿とは?授業後の子どもの姿を具体的にイメージする。
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東2法経図・6F開架:375.1A/I75j//K