長崎で被爆した18歳の少女谷村キミは、親友に被爆時の模様を克明に綴った手紙を出し、4年後逝った。少女の手紙を通して長崎原爆の全貌を伝える。
1948年、敦賀市生まれ。 1970年、NHK入社。大阪局を振り出しに、東京・長崎でディレクターとして番組を作り、東京・広島でチーフプロデューサーとして制作統括。主に教育教養系のドキュメンタリーを担当。 2005年、NHKを定年退職、NHKエンタープライズ入社。 2013年、NHKエンタープライズ退社。 現在、フリーランスのプロデューサー、京都大学文学部 講師。明治学院大学講師。 ◎代表作品(テレビ番組) 〈ディレクターとして〉 NHK特集「黒い雨――広島長崎原爆の謎」(地方の時代賞・特別賞、1986年) NHKスペシャル「世界はヒロシマを覚えているか」(1990年) 〈プロデューサーとして〉 NHKスペシャル「響きあう父と子――大江健三郎と息子光の30年」(国際エミー賞受賞、1994年) ハイビジョン特集「闘う三味線 人間国宝に挑む〜文楽・一期一会の舞台」(2007年6月、ATP賞ドキュメンタリー部門大賞、総務大臣賞 受賞) ◎著書 『キミちゃんの手紙――ナガサキ被爆女学生の記録』(未来社、1985年) 『もう一度、投げたかった――炎のストッパー津田恒美・最後の闘い』(大古滋久と共著、幻冬舎文庫、1999年) 『テレビ制作入門――企画・取材・編集』(平凡社新書、2000年) 『冬のソナタから考える――私たちと韓国のあいだ』(高野悦子と共著、岩波ブックレット、2004年) 「2016年 『ドキュメンタリーを作る 2.0』 で使われていた紹介文から引用しています。」