フランス革命の社会史 (世界史リブレット 33)

著者 :
  • 山川出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (90ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784634343306

作品紹介・あらすじ

フランス革命のなにが革命的だったのか?十数年前までなら、多くの人が、フランス革命の革命たるゆえんは、封建制を根底的に廃止して資本主義の順調な発展の条件をつくりだしたことにあると答えただろう。フランス革命はブルジョワ革命だった、と。では現在はどうだろうか?フランス革命のイメージは同じままなのだろうか?本書は、この問いに答えようとする試みである。

感想・レビュー・書評

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  • フランソワ・フュレやリン・ハントら、フランス革命の意義をブルジョワジーの支配の確立にではなく、政治文化の変革に求めるいわゆる修正主義の見地からフランス革命の概略を追う小著。国王を制度のレベルでもシンボルのレベルでも中心としていた「旧体制」が、人民・国民を中心とする新たな体制に変わっていくなかで、どのような言説が提出され、どのようなシンボルが利用されたのか、そして「心の習慣」にまで介入していく革命政治の実相が簡潔明瞭に描写されている。

  • w

  • 2013年32冊目

    コンパクトにまとまっていて非常にわかりやすい。

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著者プロフィール

成蹊大学文学部教授

「2018年 『ロベスピエール 世論を支配した革命家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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