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- Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634640818
感想・レビュー・書評
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2016年刊。12年党大会から始まる。内政を中心に、時事よりも、格差拡大、党・国家・軍の三位一体、議行合一、党軍関係、党のエリート化や私営企業家の入党、国家資本主義、といった中長期的な体制を解説している。
本書の時点で著者は、腐敗や党軍の溝を現体制の弱点としているが、その後を見ると、習近平体制は成功裡に対処してきたと言えるのだろう。
対外関係の記述も多少あり、2000年代に入って中国外交が進攻的になった、とする。また、近年は利益集団・勢力の外交への介入が顕著になっているとの特徴も挙げる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
データ資料に基づいた分析が分かりやすい。終始客観的で冷静な論点が貫かれ、信頼できる解説だと感じる。今後もこうした立場で論述していただきたい。
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