- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784635150248
感想・レビュー・書評
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この本を読んで僕がやりたいことはハイキングや、トレイルランニングであって、山登りではないことがよくわかった。この本を基に、道具に関する本を読んで吟味しよう。
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土屋さんのこれまでの功績を称えての購入。内容はこれまでに十分発信していた内容。プロダクトとガレージのかけ橋。ある人の言葉を借りれば、ウルトラライト教の教祖の哲学書(教典)。
初心者に荷物を軽くする意味・意義を伝えるため貸したら納得していた。 -
軽い荷物でスポーツのように山を歩くのは興味ないが、より長く歩く、よりダイレクトに自然を感じる、という方向性に興味が湧いた。
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人は何の目的で、山を歩くのでしょう。
花や樹木を鑑賞するため、景色を楽しむため、山食を楽しみに、体力作りのため・・・それぞれ目的は違っても、基本は楽しく歩く、だと私は思っています。そのためにはまず荷物の軽量化を図りましょう、と教えてくれるのが本書です。
あった方が便利かもしれない、使わないかもしれないけど取りあえず等、そういうものは持って行かない。安全のための装備は減らしてはいけませんが、快適のための装備は見直しましょう、だそうです。
3の法則
3分間、呼吸が絶たれれば、生存が困難になる。
3時間、極度な低温、高温にさらされれば、生存が困難になる。
3日間、水が補給できなければ、生存が困難になる。
3週間、食料が補給できなければ、生存が困難になる。
サバイバルの世界の重要な「3の法則」だそうです。 -
「超軽量化によるスマートなハイキングを・・・」
前々から気になっていた一冊、ようやく読了しました。
経験に裏打ちされたパッキングの知識や知恵。
超軽量が目的ではなく
自然との融合やスマートに行動するためのミニマムという概念。
これからの登山やトレイルランに取り入れて行こうと思います。
3月に「ウルトラライトハイキングギア」ってのも出るらしい。
なんだかんだいっても道具は気になるな・・・ -
ウルトラライトハイキングとは、長い距離(本場アメリカでは数千キロを4,5ヶ月かけて歩くらしい)を歩くために、荷物を軽くして負担を減らし、環境にも影響を与えないようにして続ける山歩きのこと。
いかに軽い荷物で、寒い夜を過ごしたり食事を摂ることができるか、を追求するわけですが、その「軽さ」への執着の向こう側にある「シンプルさ」「自然との関係」にこそ核心がある、と語られている。
無駄なものを削ぎ落して自然と調和し(戦い)ながら歩くような生き方、憧れますな。イラストも楽しく、なにか人ごとのような文章が押し付けがましくなくて納得できる。 -
東京三鷹市にあるウルトラライト商品の店「Hiker's Depot」のオーナーが書かれた本です。
ウルトラライトとは極力荷物を軽くして山歩きなどを楽しもうという意味で、
無駄を省いてひとつひとつの荷物を軽くして行こうという考え方。
この本はそんなウルトラライトハイキングを解説した一冊で、
独特なイラストと横書きという普段見慣れない紙面構成になっています。
ウルトラライトの歴史や考え方、
実際に荷物を軽くするためのノウハウ等が著者本人の経験に基づき書かれています。
山歩きを楽しむ時に、
歩く日数や場所によって荷物の量が変わって来ます。
荷物を入れて背負うザックの大きさもそれによって変わってくるわけですが、
一般的には「日帰り20~30L、山小屋泊30~50L、テント泊50L以上」と言われています。
(Lはリッターの略。ザックの大きさは容量で表されます)
私もいつもはいろいろな道具をザックに詰めすぎて、
重くて辛い山歩きをしてしまいがちです。
先日歩いた陣馬山では思い切って必要最小限の荷物にしてみましたが、
普段とは違った軽快な歩きが出来たのは新鮮な驚きでした。
ひとつひとつのギアを軽量化された物に買い替えるだけではなく、
少しの工夫や荷物に対する考え方を変えることでも実現出来るウルトラライトハイキング。
これからも実践を通して工夫を施したり、
この本を読んで参考にしたりしながら軽快な山歩きを楽しみたいなと思っています。 -
考え方にはなるほどと共感できるところが多い。内容的には自分にとってそれほど目新しいところはなかったし、あっという間に読めてしまう。ライト&ファストの流れはその通りだと思うので、始めたばかりやこれからという人にはいいんじゃないでしょうか。
昨日のテレビで登山の本を見て、昔読んだなと思い出して記載。 -
ただ荷物を軽くするだけではなくて、歴史や哲学があり、自然を楽しむひとつのスタイル。奥が深いです。
泊まる、歩く、食べる、など、それぞれのシーンで使う道具について、ウルトラライトハイキングの視点から解説されています。すぐに実践できるものも多くあります。快適さや安全を求めるために何を持って行くか、軽くて自由になるために何を置いて行くか。考えるのは楽しいです。ベースウェイト5キロになりたいなあ。大事に持っておきたい一冊です。イラストが可愛い。